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SKYVEHICLE【スカイ・ビークル】1巻  作者: じゃがマヨ
【生活安全捜査課所属】 氷室かざねの日常
14/30

第14話


 バチッ


 バチバチッ



 背後へと捻った右腕の先端から、凝縮されたエネルギーが織り込まれていく。


 自らの体が地面へと衝突するまでのわずかな距離。


 空中へと飛び出してから、ほとんど同時だった。


 同時に進行していた。


 急速に圧縮される量子エネルギーの“回転軸(角運動量)“が、ある1点に膨張しはじめたのは。



 バッ



 2体のイノセントから放たれた一撃。


 彼らの量子エネルギーには〈色〉が無い。


 それは先述した通りだが、それは単に視覚的な状態についてを述べているわけではない。


 彼らはイモータルと違い、自らの思考の中に描くイメージを活かして、エネルギーを”出力しない“。


 彼らの攻撃手段とその方法は、体外へと拡張した神経ネットワークの回線によって、単位時間あたりのスカラー場を形成する。


 彼らにとっては、空間も自らの「体表」の一部だ。


 それ故に、かざねへと放った一撃には特定の座標軸と“質点”を伴っていなかった。


 不規則な形状と輪郭。


 液体でもあり、固体でもあるもの。

 

 量子的な〈色のなさ〉、——それは物質としての原子配列が常に“連動できる流域にある”状態を指す。



 『黒の弾道(ブラック・ポイント)



 人々が名付けた「名前」だ。


 物質としての形状(単一的な境界面)を持たない彼らのエネルギー流域に、対して。


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