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私は家に帰りたい  作者: Arisa
Period 1.4
32/36

09 学校

私は目が覚めました。

あ・・・時計を見ると朝の7時です。

「おはよう」


----


今日の午前中は念の為の検査のため病院へ行きました。

しかし、体には特に異常など全くありませんでした。

神様の言っていた通りただの"転移"でしたからね。

(でも神様が言っていた私の"前世"・・・気になる)


11時過ぎにはなんともなかったように学校に登校しました。


そうそう。

授業の遅れについてはどうしたかって?

なんと同級生たちがきちんと私が欠席していた分をカバーしていたんです。


チャットでもそうだったけど、私のこと、誰も死んだとか思っていなくてよかった。

ありがとう!


----


ただ、午後の体育。

「昨日まで行方不明、かつ今日病院に行って検査を受けたのだから、体が弱っているだろう?」

と言う勝手な解釈で半ば強引に見学扱いになりました。

これだけは解せなかった。


こうして放課後。

半日強とはいえ久々の学校でした。

なので、楽しさもありましたが、授業についていけなかったところもないわけではなかったです。

まあしばらくすればペースに追いつくと思います。


----


さて。

私は今日は一人で下校。

なぜ一人で下校をしたのか。

それは、隠れて"ボストロニックの私の家"へ転移するためです。


さて、"ボストロニックの私の家"へ転移しました。

本日(メイプル)月15日のボストロニックですが、前回は壊滅している状態だったのでした。

しかし、今日は至って平和なのです。

これは魔王が元帥の呪いを解いて、この出来事を未然に防いだからなのです。

(私も大いに関わっているのは事実ですが)


でも、すでに私は"日本"に住むことになっているのですが、わざわざここに転移をしたのか。

それは・・・元々契約していた住居の解約です。

解約するので、こちらにある残りの荷物を全て回収しに来たのです。


荷物を片付けたら、今度はギルドへ解約手続きへいきます。


ギルドの受付嬢に「住居の解約」を依頼しました。

「え?もうこの街を去るのですか?この前なんて魔法学校に入りたいと言っていたのに、残念です」

「はい。実は、私にはいるべき場所が見つかったので・・・・」

「あらーそうなのですね。残念ですが、解約手続きを進めていきますね・・・」

受付嬢、残念そうな顔をしていました。

最後に鍵を手渡して無事解約手続きは完了しました。


そして、ギルドから出る時受付嬢に声をかけられました。

「あ、エミさん!ちょうどよかった。実は先日のランク測定試験なのですが・・・私たちの想定外のことがわかり、あなたには誤ったランクを付与してしまったのです」

「え・・・どう言うことでしょうか?」

「その件の詳細も話したいので、一度個室へ来てもらえないでしょうか?」

「は、はい・・・」


----


「コーエン・エミさん・・・ダンジョンのメンテに入って気づいたのだけど、あなたは練習用ダンジョンで、赤竜を倒して第八階層に入ったそうね。」

「はい。そうですが」

「実はあの赤竜・・・ほとんどの者は倒すことは不可だと大賢者様より告げられているの。それをあなたは倒してしまった。」

え!?

「やっぱりあの赤竜、相当強かったのですね・・・」

「やはりあなたは大賢者様に匹敵する強さがあると思う。だから、あなたの魔術師ランクはSを授けたい。」

・・・ランクS。

ケイトスペードでの試験でもランクS相当とは言われていたけど・・・

やっぱりこうして魔術師のランクSになるのは、"日本で暮らすことを決めた私でも"ちょっと嬉しかったです。

「今のランク上Sしかないけど、赤竜を倒す程度にはあなたは相当強いと思うから、誇りに思っていいよ」

「はい!ありがとうございます!」


「ところで・・・次はどの街に行くつもりなの?」

「・・・内緒です」

「まあいいわ。あなたが幸せになればそれでいいから」


そしてギルドカードの書き換えも終わったので、私はギルドを後にしました。


多分ここボストロニックにはもう必要のない場所になったので、きっと寄らないでしょう。


----


そうそう。

「ケイトスペードの"エイト像"があったところ」に転移しました。

あの盗まれた像はどうなったのかが気になったのもあります。

結論から言うと無事、盗まれた像は警備隊に見つかり、無事元の場所に戻されたと言うことです。

よかった。


用事が済んだので、私は家の玄関に転移しました。

・・・もう夕方6時ですね。


「ただいま!」

「おかえりー」

弟の真央がちょうど玄関にいました。

それでも、真央は私が魔法を使って転移したことに気づいていない。


そう。

誰かがそばにいても、私が魔法で転移したことなど気づかれるわけがないのです。

アリシアさんはかつて言っていました。

"魔力が多い人でないと、例え突然人の前に転移したとしても、そもそも転移したことに気づかない"と。

ただし、"転移するところは魔力がない人でもはっきりわかる"と言うことなので、転移するときに限っては隠れてしないといけないです。

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