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私は家に帰りたい  作者: Arisa
Period 1.1
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01 転生

久々に投稿します。

ある日の朝、私は中学校に登校しています。

その最中、赤信号のため信号待ちをしていて、その間私は一つ年上の先輩とチャットしています。


「そういえばこの作品は知ってる?"神様は嘘を重ねる"。その作者の作品だけど」

「知らないですー。」

「私、これ最初コメディかと思ったの。神様が自分の過ちを隠すために、異世界転生者に対して嘘をついたというわけ。その嘘を転生した彼が暴いていくという話なんだけど、途中が意外とシリアスで・・・」


すると、私は後ろから来た同級生に押されたんです。

私は道路に押し出されます。そしてそこにはトラックが。


トラックに轢かれて・・・私は瞬時に気が遠くなりました。


つまり・・・私は交通事故に遭いました。


・・・でも、それにしてはトラックに轢かれたような感覚がなかったです。これはすぐに気が遠くなったせい?


----


「絵美、高遠絵美・・・」

私の目の先には、なんと神様がいて、私の名前を呼びかけていたのです。

それこそ女神の格好でした。

「はい。私です。ここは一体・・・」

「ここですが・・・ここはいわゆる死後の世界と言った方がいいでしょうか。」

・・・私はそこで死んだと悟りました。

そして私は神様に聞きました。

「あの、つまり私は、死んだということですよね・・・」

「はい、残念ながら・・・死んでしましました。なので一度私のところに転移させた形です」

「やっぱりですよね」

「私であれば、別の世界であれば一度だけあなたの体を元に戻すことはできます。私の力では一度死んだと扱われた世界に戻すことはできないのです。」

地球に体ごと戻すというわけないですよね。

そんなうまい話が仮にあったとすれば誰でも死んでも生き返りますから。

それでも、異世界で体ごと戻すことはできるということは・・・

「それって・・・異世界転生ですか?」

そう、異世界転生・・・ネット小説でよく出てくるアレです。

「はい。まあ今あなたの体を戻せる世界ですが・・・人間と魔族、いや人間同士や魔族同士で戦争がよくある世界ですので、危険度はあると思います。それにあなたを襲うかもしれない魔王や魔物もいますが、安心してくださいね。あなたは魔力がありますから。」

魔王や魔物がいるんですね。ますます異世界小説っぽい世界になってきました。

そして魔力がある・・・つまり魔法が使えるのです。

つまり、転生特典ですね。

「ありがとうございます!」

「次にあなたが降り立つ場所・・・・そこから新しい物語が始まるのです。」

「はい!」

そして神様は消えていきました。


想定外な出来事でした。

トラックに轢かれて、それで神様に呼び出されて異世界転生・・・

まるで小説みたいなことが本当に起きました。


確かに私は一度死んだのです。

これは紛れもない事実。


でも、私は・・・これから"新しい世界"で生きるのです。


----


私は目覚めました。

ただっぴろい草原で。

周りを見渡すと何もない。


私の服装を見直します。

格好は登校していた制服姿のままでした。ブレザーにプリーツスカートに白いソックス。

カバンもあります。

その中には筆記用具や本にノートはもちろん、スマートフォンやソーラーパネルつきモバイルバッテリーなどなど、カバンにあったもの全てがありました。

財布もありますが、ここの世界はお金の単位はきっと違うだろうから、価値はあるのかは微妙ですね。


さて、最初の問題です。

私は次にどこに行けばいいのか。


カバンの中には食料はないです。

なので今日のうちに最低限水や食料があるところに着くことが目標です。


神様、なぜ人のいる場所の近くで転生しなかったんですか?

まあ、でも文句を言ってもしょうがないですね。


スマホのコンパスアプリは・・・方位以外あてになりません。

当然電波は圏外、時刻もあてにならないかもしれません。


まずは・・・北に進みましょうか。

方位磁石機能が無ければどうなったことか。

これだけでも助かりました。


1時間歩きました。

ここから森に入ります。

でも、そんなに距離はなく、また開けてきました。

ここは畑かな?


さらに北に進むと・・・どうやら道に出たようです。


おや、道に馬車が止まっていますね。

誰か乗っているのかな?と見てみると、なんと馬車を操っていたのは人ではありませんでした。

よくみると・・・オークらしき魔物ですね。

なんで魔物が馬車を操っているの?


・・・私、いきなり魔物に遭遇してしまいました!


すかさず私は魔法を唱えて魔物を倒そうとします。

でも、魔法の唱え方を知らなかった。

あー教えてもらえればよかった。

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