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炎のヴォルケイノ選手権

休日1日目、リーヴィア、エルザ、ディアーヌ、ドレイミーの4人はディアーヌ邸で朝食を取っていた。


「ごちそうさまでした!朝ご飯もとても美味しかったです!」

リーヴィアは満腹になっていた。


「うふふっ...喜んで貰えて何よりだわ♡爺もメイド達もそう思うでしょ?」


「はい、全く持ってその通りでございます。」

従者達が礼をする、


「ふふふっ...さてと!今日はどうしましょうか?せっかくの休日でみんないる事なんだし、どこかに出かける?」


「いいですね〜!行きましょう!」

リーヴィアとエルザはディアーヌの提案に乗った。


「ドレイミーはどうする?皆が行くからって別に無理に合わせなくてもいいわよ♡プライベートの時間を大切にしたいならそれでも構わないわ♡」


「あっいえ!これと言って特に一人でやりたいこともないですし、ディアーヌさんの言う通り、4人一緒に集まっているのでどこか行きたいですよね!私も行きます!」

ドレイミーもディアーヌの意見に賛成した。


「ありがとう♡じゃあ今日はとことんアウトドアよ♡」

「おおー!」

4人は拳を空へ突き上げた。



「それではどこに行きましょうか?」

リーヴィアが尋ねる


「私達だけでなく、今日はベルカイム王国が決めた休日だから、おそらく何かしらのイベントを王国のどこかでやっているはずよ♡」





4人が街を歩いていると、ある店に並ぶとてつもない行列を見かけた。


「うふふっ、早速見つけたわ♡聞き込み開始ね♡」


ディアーヌを筆頭に4人は行列に向かった。


「すみません...今並んでいるのって...」

ディアーヌが行列に並んでいる剣士風の男性に尋ねた。


「タピオケミルクティー目当てだよ...。」

「タピオケミルクティー...ですか...。」

エルザが聞いた


「ああ、最近流行りだしてね...妹が「飲みたい飲みたい飲みたいのぉ〜!」って言って聞かないんだ...。自分で買ってくればいいって言うと「やだ〜!面倒くさいぃ〜!」って言ってもっとダダをこねるんだよ...。それで仕方なく並んでるって話だね...。全く...いつまで立っても自立しないから困ったもんだよ...。」


「へぇ〜お兄さん、立派ですね!」

ドレイミーが剣士の男を褒めた。


「ふふっありがとう...。まあ、怠け者だけどたった一人の妹ですからねぇ...。両親が共働きで、俺も魔物討伐の依頼でなかなか家族と接する機会がないから、どうも寂しいのかなって思って、ついなんでも聞いちゃうんですよね...。」

剣士の男は静かに語った。


「皆さんもタピオケを?」


「えっと...少し4人で街を散策していまして、何かしらイベントがあったらそれに参加して楽しめたらいいなぁ〜って感じで特に目的はないですわ♡」


「なるほどね...。あっ...皆さんは冒険者かな?」


「えっと、そうですよ。」


「この道の先の広場で炎魔法の威力を競う大会...『炎のヴォルケイノ選手権』がやる予定らしいですよ。今ならエントリーできると思いますよ。」


「炎のヴォルケイノ選手権...、凄いネーミングセンスですね...。」

ドレイミーがツッコんだ。


「でも面白そうじゃない♡優勝者には何か賞金とか出るのかしら?」


「一応出るらしいんですけど、私が素人だからよくわかって無いのかもしれないですが、優勝賞品がただの古びた杖にしか見えないんですよね...。」


「杖...ですか...。」


「はい...大会の主催者が「これは『嘆きの洞窟』の宝箱から入手した偉大な杖なのですぞ~!はっはっはっ〜!」なんて言ってましたけど...。」


「嘆きの洞窟...確かに探索が困難なダンジョンだからレア物である可能性は高いけど...、そういうレアなものって大体、綺麗に保管されているものだけど...。」

ディアーヌは続けた。


「まあ、直接調べてみないと何とも言えないわね。とりあえず行ってみましょうか♡」


「そうですね!見てみてはじめてわかることもあるかもしれないですし。」

エルザは答えた。


「うん!剣士さん、ありがと〜♡」


「いえいえ〜お互い冒険者として頑張りましょう!また合える日まで〜」


4人は剣士に挨拶をした。


「さて、じゃあ早速行きましょうか♡」

「おー!」

4人は剣士が言っていた広場に向かった。




「さあさあ!魔術師のみなさん!!よってらっしゃい見てらっしゃい!この杖は、ななななんと!!『嘆きの洞窟』の奥ぞこの階層で静かーに眠っていた伝説の品物なのですぞ~!!!」


「アナライズで調べてみたのかよ〜。」

野次が飛んでくる。


「うっ...そ...それは...。」

商人の目が泳いでいた。


「けっ!それじゃあ参加しねーよ!参加料取るくせに優勝商品がしょぼいならな〜。」


「くっ...的確に痛い所を...。」


商人は考える。


(この杖...アナライズで調べた見たところ確かにレアものなんだが、この杖のてっぺんに、ある宝石をはめなければ意味が無いんだよなぁ...。効果を発揮しない...。せっかく苦労して手に入れたのに...これでは割に合わん...。)


「はい、参加させていただけるでしょうか。炎のヴォルケイノ選手権に...。」


エルザが名乗り出た。


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