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ギルド入団

「な~んだただのおふざけですか〜」


「ええ、そうよ♡」


「わしは本当に肝を冷やしたがの」


ドレイミーはほっとしたようすでディアーヌと談笑していた。オズワルドは心の底から安堵したいた。


オズワルドは白髪の初老の男で25年前にベルカイム王国を襲ったドラゴンを討伐した英雄である。

また、他にも多くの武勇伝がある。


「10本の剣に刺されても死ななかった英雄が愛人との熱愛という名目で処刑されたらこの国のみならず全世界で笑い者じゃぞ。」


「えぇ〜?そういう恋愛も私はドラマチックだと思うけどなぁ〜♡」


「あ~わかりますその気持ち。」


「ねー」


ドレイミーとディアーヌは気があっていた。


「やれやれ...。」


オズワルドは深呼吸をした。


「まあ、過ぎたことをこれ以上話してもしょうがない。本題に移ろう...。」


「あっそうだ!オズワルド様にご報告しに来たんだっけ...。氷の塔の管理者を倒した新人二人をお会いしました!二人ともノイブルク国王の許可が出れば承諾してくれるそうです!」


「ノイブルク国王...ああそういう話を聞いたな。二人のうち一人はノイブルク出身の勇者と...まあ、あやつなら許可を出すだろう...。後々話を済ませておけばいい。うむ、そういうことならこのまま話を進められるな。」


一呼吸置いたあとオズワルドは話した。


「さてディアーヌよ。ある魔物を撃退してもらいたい...。その二人と協力してな...。」


オズワルドは依頼内容を詳細に説明した。


〜〜〜

エルザを見送った後、リーヴィアは早速手紙を書き始めた。およそ三十分後、手紙を書き終わった。


「こんな感じかな...、さてと!郵便局はどこかな〜?」


リーヴィアは宿屋を出て、郵便局を探し始めた。


「すみません、郵便局はどちらでしょうか?」


リーヴィアは気さくに通行人に話しかけた。


「ああ、それならこの道をずっとまっすぐ行って、左に曲がったところだよ。」


通行人の男性は親切に答えた。


「そうですか!ありがとうございます!」


リーヴィアは笑顔で礼を言った。


「ああ。どういたしまして...。」


(うおおおお!あの子可愛いいいいいい!!ていうか胸でっっっっっっっか!!!)


知らぬ間にリーヴィアは通行人の男性を魅了していた。


郵便局に着いたリーヴィアは窓口に手紙を出した。


「すみません...これ、お願いします。」


窓口業務の男性は爽やかなスマイルで答えた。


「お預かりいたします。」


しかし心の中では


(うおおおおお!!可愛いいいい!!胸でかいいいいいい!!)


と思っていた。


「32ゴールドです。」


リーヴィアは会計を済ませた。


「ありがとうございました。」


(はぁ...うっとり...)


リーヴィアは窓口業務の男性も魅了していた。


宿屋に帰ってくるとすでにエルザが帰ってきていた。


「ただいま!エルザ!」


「おかえりなさい、リーヴィア。あっそうそう、ちょっと話があるんだけど...。」


「?」


エルザはドレイミーから聞いた話を話した。


「っていうわけなんだけど、どう?入団する?」


「入団しよう!だって楽しそうじゃない?」


「そうねぇギルドに入ると様々な依頼を受けていろんな場所に行く事になるから確かに楽しいわね。」


「うん!あっでも国王様はなんて言うかな...。」


「リーヴィアを専属の冒険者にしたい可能性もあるわね。」


「また、手紙送らないと。」


部屋をノックする音が聞こえる。


「ごめんなさい!リーヴィアさん、いらっしゃいますでしょうか?」


部屋の外から女性の声が聞こえる。


「いますいまーす!どうぞお入りください!」


「あっすみません、失礼します。」


ドアが開いた。


「はじめまして、ギルドのドレイミーと申します。(うおおおおリーヴィアさんも胸でっっっっか!)」


「こんにちは〜リーヴィアです。」


リーヴィアがお辞儀をした。ドレイミーもお辞儀を返す。


「あっエルザさん、先ほどはどうも。」


「ええ。もう話は済ませたわ。ただ一つ気がかりがあって、」


「はい、何でしょう」


「ギルド入団は国王様が承諾してくれるかどうか...。リーヴィアはノイブルク王国の勇者だから...。」


「なるほど...あっ、でもノイブルク国王様となら多分ギルドマスターのオズワルド様がすぐ連絡を取れると思いますよ。」


「え、それはほんとうですか!?」


リーヴィアが尋ねる。


「はい!オズワルド様は昔、幼い頃のノイブルク国王に剣術を指導していたこともあり、親しいですから!」


〜〜〜〜〜〜


「ということなのだがどうだろうか?」


オズワルドは依頼の内容をディアーヌに説明し終えた。


「なるほど...期待の新人同士でパーティーを組むということですね。面白そう♡ディアーヌ、承諾いたしましたわ♡」


ディアーヌは二つ返事で承諾した。


「ただの...少し困ったことがあっての...」


オズワルドは話を続ける。


「新人が一人ドタキャンしての...人数不足なのじゃよ...。」


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