前へ目次 次へ PR 13/51 13話 ☆ 私は……思い出す。 あの、悲しい日のことを。 あの日、私は夢を失った。 悲しかった。 絶望という言葉の本当の意味を初めて感じた。 夢が私を私にしてくれた。 いつも夢を見ていた。ずっと夢を見ていた。 夢を見ることが私の全てだった。 それなのに、私はもう夢を見ることができない。 悲しかった。 どうしようもなく悲しかった。 私の中は悲しいという言葉だけに埋め尽くされていた。 だから私は夢を失ったこの世界に、新たな夢を求めた。