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大森林の魔法使い  作者: おにくさま
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四十九話

めんどくさい!


受付に来るやつ来るやつ皆んな口にするのは今日は小姫様はいらっしゃるか?


スズの娘はあの年まで殆ど屋敷から外出もせず

出ても、たまーにスズやワンワンに連れられてウチに来るくらい

私にはまだヒバナの娘の方が馴染みがある


それが突然迎賓館でシジュウの手伝いを始め、それが瞬く間に帝国中へと広まったんだからたまらない

まあ私の知る限り手伝っていると言うより足を引っ張っているんだけど


魔法使いの秘術で歳をとらないシジュウとスズ

そしてその娘マイ


貴族で言えば社交界デビューというやつなのだろう

残念ながら男しか子がいない我が家にはそう言うのはちょっとわからない

気を引こうにも魔法使いが喜ぶ物なんか私達には用意できないし

ワンワンにオヤツの骨をあげるにしてもそんなに沢山は要らない


つまりマイに会うには何かの用事を作って迎賓館へ赴く

しかもマイが茶を出すかどうかはその日になるまでわからない


それでも商人や貴族、果ては王族まで

飽きもせずよく来る


まあ多分それがシジュウの狙いなんだろう


ここに来るには用事が必要だ

魔法使い様と取引がしたいですと


そのうちマイのための小さな茶会でも開かれるだろう

そこに呼ばれるために皆は必死に詣でるワケね


居るだけでお金を呼ぶ娘マイ

全く羨ましい


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