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遡って三十九話(あ)
今年のレーダの街は沸き返って居る
あれやこれやと目白押しなのだ
まず、白姫様が十二年の教育を終えられ正式に御屋敷の主人となられたのだ
何の教育に十二年もかけたのかは存じ上げないがコレは国としても一大事
次に王国は第二次聖堂戦争と呼ばれる戦いに勝利を収め聖堂を取り巻く諸国の約半分を平らげた
そのせいで海を隔てた異教徒とも事を構えるかもしれないのだが
まあそれは逆に聖堂と違い話し合える相手なので直ぐにどうこうと言うこともない
次に我がことながら私が大台を迎える前にリンを娶る事となった
それが何故大ごとに含まれるかと言えば、リンがシャン夫人の式より派手でなければ嫌だと言って白姫様を巻き込んでしまったからだ
そしてレーダの街だけではなく王国中で一番の関心事と言えばそれは間違いなく白姫様のお腹のお子は誰の子なのかと言う事なのだ




