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三十三話(い)
いや素晴らしい
白姫様の御生誕を祝う式典を多くの貴族達と共に祝い楽しむ
我が王国は順調にその力を伸ばし
聖堂諸国の中にいくつか内通を申し出る国も出来た
大聖堂へお通りの際には間違えて私共を踏み潰さぬようにと
王国は今や王領だけで十万の軍を動員出来るまでになった
攻め手が十万だ
守りを残してなお十万だ
頼れる貴族諸君に根こそぎ動員させれば三十万にはなろう
その頼れる貴族諸君の中で一際異彩を放っているのがヒバナ侯だ
巌窟王と昵懇であり
ゴブリンの軍勢まで手にしている
先日など勝手に聖堂諸国といざこざを起こしてくれて
褒めて良いのか罰して良いのか
いやいや罰することは無いな
ゴブリン達は勝手に聖堂諸国を抜け出し逃げ込んできたのだ
コレでは戦さになってしまうなぁ
逃げ込んで来たゴブリン達が言うには鉱山で働いていたと言うし
金銀ならほってもおくのだが
銅山だとそうはいかんからなぁ
ヒバナ侯がそこまで考えていたのかどうかは知らんが
シジュウ様から密かに頂いた秘法により我が王国のストーンゴーレムは一層心強いモノになった
コレは貴族諸君に下げ渡したストーンゴーレムには無いものだ
白姫様のお力を借りずとも聖堂諸国のひとつふたつは
いやいや自惚れてはいかんな
ここは賴き仲間の力を借りなくてはな
例えばそこで白姫様にお叱りを受けるヒバナ侯か




