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詩集〔心を謳う〕

長詩〔戦場ロード〕

作者: 文月

〔戦場ロード〕


どれほどの道を歩んだなんて

記録した事も無いけど

どれだけ歩いてこれたかは

憶えていると思うんだ


1か0かでみるならば 

恐らく0と記される

それほどか細い戦果だけ

ただ必死に積み上げた


いつしかやりたいことも消えて

夢なんて忘れてしまうんだ

それでもこの手には

微かに光を握り締める


戦場ロード

空を越えろ

生きている罪を噛み締めて

戦場ロード

僕は進む

崩れそうな未来へと


どれほど悲しいかなんて

図れる事は無いけど

どれほど泣いていたのかは

忘れられないんだ


白か黒かで見れば

決まって黒なのだろう

それほど悪どい生き方だけ

ただ繰り返してきた


いつしか生きてる意味も失せて

愛なんて忘れてしまうんだ

それでも僕の背に

微かに道は残っている


戦場ロード

諦められない

何度でもロードを繰り返すんだ

戦場ロード

いつかこの道が

未来へと続いていくように


寂しくは無い

辛くもない

嘘のような

終末に

絶望に

光は差していく

道を作っていく


戦場ロード

生き延びろ

その先の未来へと続け

戦場ロード

僕の道だ

繰り返してきた命の先に

 




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