初めての手帳
つまんないかもだけど…見てください!
「ここが噂の学園…」
私は学園の前に立ちすくむ、いきなりの入学やら何やらでもううんざりだ…
入る…いや入らない…入る…入らない…
門を潜り抜けたり戻ったりそれを15回ほど繰り返した。
「なにを…やっているんですか…?」
誰かが声をかけてきた。
「あ…すみません…」
「早く入らないと授業始まっちゃいますよ?それでは」
<ザッザッ…>
歩くのが早い…なぜか足音が大きく聞こえた。
「は…入る!!絶対!絶対!入る!!」
その声が頭の中に響いた…周りを見るとみんな引いている…
あぁもう!私はいっつもこんな感じ…
心で泣く…
そして門を通って学園の中へ入っていった。
~ガラガラガラ~
「おはよー」「はよ~…ふわぁ…」
みんな個性があった…なんていうか…
ふつうの子じゃない
制服もしゃべり方ももちろん持ち物も…
「名に突っ立ってんの…?早く座れ馬鹿」
き…キツイ…厳しい…
こんな世界で生きていけるのだろうか。
「ってかお前転校生だろ?どうどうとここにくるんじゃねぇよ」
「は…はい…」
私はもう泣きそう…初めての学園にドキドキしながらもワクワクしてたのに
もう学園に行きたくなかった
今すぐこの教室から出ていきたかった。
この圧迫された空気の中授業をするなんて考えられなかった。
その時
「ひゅ~…」
やわらかい風が私を包んだ…
「なにこれ…すごく気持ちい風…」
「あの…気持ち…和らぎました…?」
あ、あの門のところで話しかけてくれた人だ…
「あの時はありがとうござ…」
~ガラガラ~
「席について~新入生さんっ!」
先生?!アニメに出てきそうな人…
「みんな生徒手帳は配ってあるね?」
「あぁ…配ってある…」
「無愛想の悪い言い方しないでっ!じゃあ1ページ目を見て!」
この教室この生徒この先生についていけるだろうか…。
もしもし…続きが気になりましたら見ていただけると嬉しいです!