表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したけど好みは変わらん!  作者: あやとり
6/96

6.あーん

 一息ついて、皆でティータイムだ。

そこでアイス兄さまのお膝に乗って

「あいすにーさま、あーん」

「あーん」

今日のおやつはクッキーなのでクッキーをアイス兄さまのお口へ運ぶ。お兄さまも喜んで口を開けている。

「「兄上だけいいな〜」」

「知ってたらもっと頑張って逃げたのにー!」

「ライ兄はティアにしてやられたじゃない」

「だって、可愛いティアが転んだんだよ?仕方ないよね」

ライ兄さまは、私があざとかろうが気にしないシスコンだ。

「でも今度は絶対負けないぞ!」

本気で悔しがっている。


「何でアロイスだけティアから食べさせてもらってるんだ?」

「今日の鬼ごっこの勝利者ご褒美ですよ」

「えりっくも」

「エリックも食べさせてもらったのか?」

「そうー!だってかったからね!」

「エリックから聞いたが鬼ごっことか言う遊びのご褒美なのか?」

「それでティアは転んだの?鬼ごっこって何なの?」

お父様もお母様も首を傾げている。

「ティアが提案した遊びで、中々鍛えられるんですよ」

「しかもちゃんと楽しいんだ〜」

「それで、皆巻き込んで団員全員参加で遊んだんだ」

「たのしかったよね〜」

「「「ね〜」」」

兄弟皆にこにこだ。

「おとうさまもいっしょにしよう?」

「そんなに楽しかったのか?」

「かったらてぃあからあーんのぷれぜんとでーす」

「父様もティアからあーんしてほしいなー」

とお膝に抱っこされる。惑わされないぞ!

「あーんはごほうびなので、きょうはだめでーす」

「ダメか。父様もしてほしかったなぁ」

「今度は父上もやりましょう」

「そうだな!団員も本気になる遊びか。興味もあるし、私もやるか」

「やったー!たのしみねー」と体ごと傾けておく。

「それでティア、その遊びは何で思いついたんだい」

「ゆめでみたの」

「夢で見たのか?よく覚えてたなー!えらいぞー」

何が偉いのかはわからないが褒められたので、えへへと笑っておく。


 ちなみにエリックのお膝にも乗ってクッキーをあーんしたら、顔をデレデレにしながら泣きながら食べるという複雑な表情だった。

幼女のあーんは絶対可愛いですよね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ