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転生したけど好みは変わらん!  作者: あやとり
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28.領地へ

 「ティア、お祖父様とお祖母様がティアに会いたいそうだ。領地に行く気は無いか?」

「りょうち?いってみたい!」

お祖父様とお祖母様はまだまだ現役で、王都にいなければいけないお父様の代わりに領地を治めている。

生まれてすぐ会いに来てくれたとき以来である。


その日、登城して

「れい。しばらくあそびにこれない」

「どうして?」

「おじいさまとおばあさまにあいにいくの」

「…」

「ぼくもいったらだめ?」

え。レイも?王子様そんな勝手に人の領地にホイホイ行っていいの?

「おじさまとおとうさまにききにいこうか」

「うん!」

嬉しそうだなー。手を繋いで陛下とお父様のところへ向かう。

なお、この光景は城の名物となっており大人たちは微笑ましそうに眺めて癒やされているのである。


そして、お伺いを立てた結果。

これもまた勉強だということで、レイの同行が許されたのだ。


数日後

私はレイと馬車に乗って領地に向かっている。私の護衛のエリックとレイの護衛のロイドも一緒だ。

ちなみに、シスコン兄達はなぜ来ていないかと言うと、王太子殿下のご学友だからである。


1日も走れば着く距離にあるので、負担は少ない。ちびっこなので、興奮してたくさん寝れるからあっという間である。


「おじいさま、おばあさまー!」

出迎えてくれている。

「久しぶりだなティア。赤ちゃんの時に会いに行って以来だ」

と抱き上げてくれる。

おじいさまは、お父様と同じ色。つまり私とも同じ色である。イケジイだ。

「ティアー。大きくなって!すっかり女の子ね!」

お祖母様は、金髪にアメジストのような紫の瞳の可愛らしいひとである。

「王子殿下も、ようこそいらっしゃいました」

「よろしくおねがいします」

ぺこり。と王子様と思えない挨拶をしている。可愛い。


コールド領には精霊の森と言われる広大な森があるらしく、そこには精霊がいたと言われているらしい。

もう精霊はいないが、空気が澄んでいて行くと心がみたされるんだって。よくわからないけど、ブランコとか作っていいかな?乗馬も学びたいな!

街にも行ってみたい!


次の日、さっそく森へピクニックに行くことにした。

「れいー!ぴくにっくいこー!」

「ぴくにっく?」

「そう!さんどいっちづくりからねー」

「はーい」

レイはよくわかってないのに、やる気はあるらしい。

「りょうりちょー」

領地の屋敷の厨房にも入り浸る予定である。

「お嬢様!殿下!こんなところまでどうしました?」

「さんどいっちつくりたいの」

「わかりました。材料を用意しましょう」

具材を挟むだけなら子供でもできるもんね。

用意してもらった具材をレイと一緒に挟んでいく。もちろんサンドイッチ作りは初めてであるレイは楽しそうだ。


でもやっぱりマヨネーズが無いのよね。サンドイッチといえばマヨネーズは欠かせないと思うんだけど、確かお酢と卵黄と塩と油だったかなー?

前世の記憶から引っ張り出すがマヨネーズなんて、売ってたから作ろうと思ったこともなく何となくしか覚えてないけど確か簡単だったはず。

帰ってきたら料理長巻き込んで実験しよう。


できたサンドイッチ持って、森へレッツゴー!

お祖父様はサーシス

お祖母様はメリッサ

という名前です。

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― 新着の感想 ―
[一言] デブの元だからマヨはあまり広めない方が良いような気はしたりする。 マヨラーにしてしまったら更に罪深い 特に年齢高いと高血圧、高脂血症、糖尿、脳梗塞、心臓病… しかもマヨの悪いところは中毒…
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