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転生したけど好みは変わらん!  作者: あやとり
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2.コールド家

コールド侯爵家は、代々武官を多く輩出している家門であり父も現在騎士団に所属しているらしい。

ちなみに家族構成は以下の通りだ。


父 キース(27歳)

母 リアーナ(24歳)

長男 アロイス(5歳)

次男 ライナス(4歳)

三男 アレックス(3歳)

長女 ティアナ(0歳)


という家族構成である。男3人が続いたからか、娘の私はそれはそれは溺愛されている。3番目の兄以外で抱っこの取り合いだ。

ハイハイしだした頃なんか、私の取り合いである。あっちからもこっちからも呼ばれて大変だった。みんなの要望に応えるのがアイドルだ!!の精神であっちもこっちも這った。赤子は大変だ。


そして1歳になったころ

やっとヨタヨタ歩けるようになった。これまたあちこち呼ばれるので一生懸命歩く。そうこうしてるうちにちょっと喋れるようになった!

初めての言葉は

「とう」

大好きなお父様だ。上3人はやはり『まんまー』だったらしく父がしょんぼりしていたのだ。

そう!!忖度だ。

初めて呼べた時の父の蕩けた顔。父は美形だがどちらかというとクール系の顔立ちだ。そんな父の蕩けた顔は反則であった。

「聞いたか!ティアは1番に私のことを呼んだぞ!」

母はちょっと拗ねていた。だから

「まんまー」とこちらも忖度しておいた!

「ティアが私のことも呼んだわ!」

これで母も大喜びだ。

すると黙ってないのが我が兄たちである。

名前は難しくない?無理よ。

必死に自分の名前を呼ばそうとする3人に私は考えた。

「にー」

そう。3人に当てはまる『にーに』である。まだちゃんとは言えないけれどこれで許してちょうだい。

「にーだって!名前はまだ難しいか」

兄たちもなんとか納得したみたいだ。子供も大変だ。普通の子供はそんな都合よく次々言葉は話さないぞ。


2歳になったころには随分みんなの名前を呼べるようになった。

「とうたま」

「かあたま」

「あいしゅにー」

「らいにー」

「あれくにー」

兄たちの愛称は上から、アイス、ライ、アレクだ。

もちろんそれはそれは大喜びだった。



そんなこんなで私はすくすくと3歳になった。

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