15.やっと
私ティアナは実はちゃんとお勉強もしているし、貴族のあれこれも学んでいます。
でも、勉強に関しては前世チートがあるので3歳レベルは余裕です。
ちなみに前世で頭が良かったかというと、そこまで頭は良くない。いたって普通でした。
でも一応教育は受けていたから余裕です!2回言いました!余裕です!
挨拶の基本カーテシーはこの体では難しいし、意外と筋力いるんだね。私は普通の3歳児よりは鍛えてるので何とか頑張っている。頑張らないとお母様が怖いのである。
令嬢教育は今はお母様が先生だが、すごく厳しい。
お勉強もしながら、遊びもするし、エリックに教えてもらっている特訓も頑張っている毎日だが
やっと!やっと楽しみにしていたあれが出来ました!
「お嬢様、お待たせいたしました。早速試着してくださいますか?」
着替える。
「おかあさま、どう?」
「…」
「っっっかわいいっっっ!!!!!」
すごい勢いで抱きしめられた。
「おかあさま、くるしい」
「ああ。ごめんね。ティア。もうすっっっごく可愛いわ!」
騎士服は白だから色味が私の色彩に合うのだ。お父様もめちゃくちゃかっこいい。
「おとうさまとおそろいにできてる?」
「できてる!最高よ!絵師を呼ぶわ!!お父様と並んで描いてもらうわよ!!」
絵師!!
お母様別人かと思うほど取り乱して、悶えている。
「まだおとうさまにはないしょにしてね。こんどきしだんにいくときにきるの」
「そうしましょう!!ああ。可愛いティアが有名になってしまうわ」
「奥様!これは最高傑作ですわ!!可愛くて旦那様に似てらっしゃるお嬢様だからこそいいのですわ。売り出そうかとも思いましたが、これは素質がないと着こなせませんわ」
素質とは?
仕立て屋さんも、うちの使用人たちもキラキラした目で見つめている。
うん。子供のコスプレ可愛いよね。
「そうね、これは売り出すのはやめて頂戴。ちょっと考えるわ」
数日後。
チャンスが巡ってきた。着替えて準備する。髪はポニーテールにしてもらう。
「おとうさまーーーー!!!」
「ティアーーーーーー!!!!なんだこれはっっ!!」
「おとうさまとおそろい。かわいい?」
「っっっ!!っっは!!可愛すぎて息が止まったぞ」
実に大げさである。
「ティアあなたとお揃いがしたいって、わざわざ仕立てたのよ?」
「おかあさま、おとうさまとおそろいどう?」
「最高よ!私の愛してる二人だもの!想像以上よ」
「ティアめちゃくちゃ似合ってるぞ!可愛すぎて心配になるぐらいだ。エリック頼むぞ!」
「お任せください。お嬢はもう存在が凶器ですからね!」
もう意味不明である。
「いこー」
「はっ!遅れてしまうところだった。行こうか」
「ティア変な人についていっちゃだめよ?エリックから離れないようにね!」
「はーい!おかあさま。だいじょうぶです。いってきまーす」
お母様壊れました〜




