堅司、小屋を作成する
小屋を作成と今後について話をする回です。
もう少し話をしたいけどしょうがないか役職持ちはどんな仕事でも忙しいからな
「忙しいのに時間をとってもらってありがとうございます。後、街の外とはいえ領内ですし、許可を取った方がいいですかね?」
フローラ「大丈夫よ?そこまで律儀にしなくても、話は私が聞いてるしあの人もそこまで細かい事は気にしない人だから、集落を作るとかだと話は別だけどね?」
「そうですか、安心しました。集落なんて作りませんよ?俺とゼーナが過ごすための小屋ですからね」小屋といってるけど実際は平家の家を作るつもりなんだよな、建築術スキルで確認してみたら10分ぐらいで作れるみたいだし(笑)
フローラ「なら問題ないわ、好きにして大丈夫!ただ街道からは見えないようにしてね怪しまれるわよ!後、ネルシュから説明を聞いてからにしてね?」
「ありがとうございます!了解です。」
ゼーナ「話は済んだし許可も貰ったし、お姉ちゃんも時間だから早くしましょ?」
〜〜〜冒険者ギルド内受付〜〜〜
ネルシュ「それではルールとランクの説明をしたいと思います!」
「はい、お願いします!」
ネルシュ「まずは、ランクから説明します。最低ランクはFでそこからE・D・C・B・Aと上がっていき、現在の最高ランクはSとなっています!これは記憶の片隅にでも覚えておいてもらえればいいのですが、Sの上のランクも存在していて、伝説になっていますがSSというランクも存在したそうです。もう一つ、パーティを組んだ場合はランクの1番高い方のランクになります。次に守って欲しいルールの説明となります。Dランクまでは依頼達成から2年過ぎても次の依頼の申請ないし達成がない場合資格停止になるので気をつけてください!Cランクからは期限はございません。住民からの信頼がなくなる可能性があるので冒険者同士での喧嘩は絶対にしないでください。他にもルールはありますが、以上となります。質問などありますか?」
「大丈夫です。わかりやすい説明ありがとうございます。」
ネルシュ「いえ、こちらも仕事なので(照)後、ギルドマスターからご指名でお二方の専属の受付嬢となりますのでこれからよろしくお願いします!」
ゼーナ・ケンジ「こちらこそお願いします!」
〜〜〜バンドーラ通行門〜〜〜
「よし!マップを見ながら街道から見えないような場所を探すかな」
ゼーナ「教えなくても既にスキルを使いこなしてますね(汗)」
「ははは(苦笑)思ってたより簡単なんだね」
〜〜〜バンドーラ街道から歩いて10分ぐらいの森の中〜〜〜
「ここなら家を建てても問題なさそうだね、街道から見えないし、ゼーナここで大丈夫かい?後、部屋の要望はある?」
ゼーナ「魔物の気配はありませんし街からもそこまで遠くないのでいいと思います。部屋は荷物が嵩張らないで置けるよう収納をしっかりとお願いします!」
「了解!すぐに見つけられてよかったよ、イメージ出来てるし、そろそろお昼を回るだろうから早速作るね!」
「造成術・建物用森林開拓規模40㎡」
「いいんかんじに広場が出来たな、イメージは出来てるし早速立てるかな建築術・2LDK平家風呂トイレ別規模40㎡」
「何が10分だ(失笑)10分もかかってないじゃないか、野宿が野宿で無くなるなこれ」
ゼーナ「は、速い!これが、ケンジ様の世界の家になるのですか?木造にしては凄いしっかり出来てるのが素人目でもよくわかりますね」
「そうだけど一般的には"小屋"って呼ばれてるんだ」
ゼーナ「そうなんですね中を確認しても?」
「大丈夫だよ部屋は俺のイメージでは、要望通りにしてあるから確認してみて1番奥の部屋だよ!」
〜〜〜玄関〜〜〜
ゼーナ「ここは玄関ですかね?段差になってますけど入っていいのですか?」
「俺の世界の文化だけど家の中は土足禁止なんだ、段差の近くに家履のサンダルを用意したから好きなのを使って!」
ゼーナ「これ可愛い♪客を呼ぶ時は説明してからじゃないと駄目ですね、この世界はどこも土足で生活してるので」
〜〜〜奥に移動〜〜〜
ゼーナ「広い!それに既に家具が!?ここは客間ですか?料理場もありますね」
「客をもてなしたり集まって話したり食事をするスペースだよ、うんイメージ通り!」
ゼーナ「奥に扉が4個ありますね?2個は個人部屋なのはわかりますが後の2個は?」
「残りの扉はトイレとお風呂だよ!この世界ではお風呂は富裕層じゃないと持ってないみたいたいだけど、俺の世界だとあって当たり前だから作ったよ、毎日入りたいしね!」
ゼーナ「ケンジ様の世界では文化がだいぶ違うのですね!折角料理場があるのですから、材料も持ってますし、私がお昼を作りますよ!」ママは胃袋を掴めば落とせる!とアドバイスを貰いましたし頑張らないと!
「そうか楽しみだな使い方を説明しないとだし少し手伝うよ?」
ゼーナ「そうでした(汗)料理場もこちらの世界の物と違いますね」
「こっちの黒い長方形のところがIHコンロで、加熱調理する所だよ。次に首の長い物があってその下側が長方形にくぼんでる場所は水場で材料を洗ったり、使い終わった調理器具を洗ったり、食事が終わってから食器を洗う所で、結構大きく作ったから使いやすいと思うよ」
ゼーナ「ケンジ様の世界はかなり進んでいるんですね……これは全て魔力で使うんですか?」
「スキルの説明だと自然界にある魔力を蓄積してそれを使用してるらしいから自身の魔力を使う事はないみたいだよ。便利だね!あと一つ説明し忘れてた!家の範囲4mは認識阻害の結界が展開されてるらしいよ」
ゼーナ心の声「家自体が魔道具どころか神具レベルじゃないですか!?流石ケンジ様……とてつもないですね」
ゼーナ「わ…わかりました。凄過ぎて、使うのが畏れ多いですね……」
「そう言わず使ってね?まぁ…慣れたらこの世界の料理場で調理するのが大変だと思うかもだけど(苦笑)それと調理器具と食器は俺の知識で必要な物は揃えてあるから大丈夫だよ!」
ゼーナ「わかりました!遠慮せず使用しますね!至れり尽くせりですね。それじゃ早速やっていきましょう!」
〜〜〜料理場にて〜〜〜
ゼーナ「何ですか!?この包丁は!?簡単に物が切れるし、切ったものが張り付かないなんて!?」
「物がつきにくい加工がされてるんだ他にも色々な器具があるよ使ってみてね」
〜〜〜リビンダイニングヘ〜〜〜
ゼーナ「少し作り過ぎましたね……アイテムボックスに入れときます(汗)」
「使いやすい物を使うと楽しくなってやりすぎるよね(苦笑)わかるよそれじゃ早速食べようか?」
ゼーナ「そうしましょう!」
「いただきます(合掌)」
ゼーナ「いただきます?何ですかそれは?」
「材料に感謝を伝える言葉だよ!食べ終えたら"ごちそうさま"って作ってくれた人に感謝を伝えるんだよ、気持ちの問題だけどね」
ゼーナ「いい言葉ですね!見習います!」
ケンジ・ゼーナ「ごちそうさまでした!」
「腹ごしらえも終わったし早速お風呂とトイレを確認説明しよう!部屋は最後にするよ?」
ゼーナ「そうですね、お願いします!知らずに使って困りたくないですし(汗)」
〜〜〜脱衣所〜〜〜
「ここは服を脱いだり着たり、身なりを整える所だよ隅にある四角い物は洗濯機と言って服を洗う物だよ」
ゼーナ「広いですし、大きな姿見鏡が!?椅子もありますしいいですね!!洗濯機?はどのくらいの量が洗えるんですか?後、姿見のところに置いてある物は何ですか?」
「洗濯機は2〜3日の量(約6Kg)が洗えるよ、まぁ毎日洗うと思うけどね便利だし、やり方はここが開くからそこから洗濯したい服を入れて上の方の運転って書いてある部分を押すと自動で洗って脱水までしてくれるよ!よく見てるね!ドライヤーと言う名前で髪を乾かす物だよ。ゼーナには必需品だろうね。」
ゼーナ「服を洗う魔道具ですか!?手で洗わなくていいと言うのが便利ですね。髪を乾かす魔道具ですか♪私には、と言うか世の女性には必需品ですよそれ!?」
〜〜〜風呂場〜〜〜
「ここが風呂場だよ。木材で作ってるからいい匂いで癒やされると思うよ。お湯が何で出るのかは俺も構造がわからないから説明できないごめんね。」
ゼーナ「ふぁ〜♡……確かに癒やされますね!隅の方の壁にホースで繋がれて取り付けてある物は?」
「ごめんあって当たり前で説明してなかったね!あれはシャワーと言って髪や身体洗ってから流すのに使う道具だよ。お湯の出方は説明するのが難しいから実際に見せるね!」
ゼーナ「おぉ〜♪確かに髪や身体を流すのに最適ですね」
〜〜〜トイレ〜〜〜
「これが最後の説明だね。まずこのトイレの形を見たことがないだろうからそこから説明するよ。これは俺の世界だと洋式トイレと言って、男的に言うとズボンと下着を下に下ろすだけでをできるようになってるんだ。後、便座もお尻が冷たくないように暖かくなるようになってるし、洗えるようにもなってるんだ!起動させるボタンは座った時の右側についてるよ。そして終わったら横についてる小さいけどレバーを引けば処理されるようになってるよ」
ゼーナ「え??……本当ですか!?それは画期的過ぎますよ!!ケンジ様の世界の物はどれも凄過ぎます。下手に世に出せませんね。危険すぎます!」
「みたいだね。世界知識検索で調べたけど凄い生活面の進歩が遅れてるね依頼には無いけどそっちもやった方が良いのかな?」
ゼーナ「う〜ん……私では何とも言えないですけど建築造成だけでいいと思いますよ?父と母や他の方達の判断を聞かない限りはやらない方が良いと思います!」
「やり始めたらキリがないしそうだね」
〜〜〜各自の部屋前〜〜〜
「ゼーナ説明は必要かい?そこまで難しい物はないはずだけど?」
ゼーナ「これまでの奴でかなり凄いのがわかったので説明お願いします!こちらの世界の知識では想像できない家具や設備があるかも知れないので」
「そうかな?わかったよ奥の扉がゼーナの部屋だよ。行こうか」
〜〜〜ゼーナの部屋〜〜〜
ゼーナ「1人部屋としてはかなり広いですね家具や棚の配置もいいですね!ベットがすごいオシャレ♪何ですが布団の下の物は何ですが?見た時ないんですけど?」
「それは低反発マットレスといって寝た時に身体に掛かる負荷が均一になってグッスリ眠れるようにする物だよ、後、ウォークインクローゼットも作ったから服もかなり入れられるよ!入口は入って右側の引き戸だよ。」
ゼーナ「今持っている服を全てしまっても余裕がありそうですよこれ!?あぁ♡座っただけで良さがわかる♡これは人を駄目にする物です♡駄目ですよケンジ様このベットは♡」
「気に入ってもらえて嬉しいよ!」
あらかたの説明を終えたケンジも自身の部屋に行き様子を確かめアイテムボックスに入っている衣類や何と日本にいた時の私有物もかなり入っていた(主に作業着や仕事道具や車まで入っていた【追記】仕事道具で電気や電池で動かす物と車は魔道具化してます)なので倉庫兼車庫も作ろうと思ったがそれよりも先に住む所をと思ったので辞めたのだ
「まだ晩御飯には、早いし明日は何をするのか聞かせて欲しいな」
ゼーナ「明日は、朝一番で生産ギルドの方に行って登録をしましょう!冒険者ギルドから帰る時に依頼掲示板を覗くのとネルシュさんに話を聞いたのですが素材回収やいい素材になる魔物討伐の依頼はなかったので受けるのは辞めました。生産ギルドの登録が済んだら依頼確認で冒険者ギルドにまたやりましょう。」
「うん了解だよ!それじゃそろそろ日が暮れてきたし晩御飯作って食べて残りの時間は個人の時間にしようか」
「そうしましょう♪快適な家をありがとうございます"未来の旦那様"♡」
見事ゼーナの心まで鷲掴みにしてしまったケンジだか次回は生産ギルドに登録と冒険者ギルドで依頼の確認をする回です!書く前からいい予感と嫌な予感がするのはどうなんだろσ(^_^;)