「ハナヲカクサナイマスケハチンコヲカクサナイデパンツヲハイテイルヨウナモノダ」
「魔神の息は国を滅ぼし、魔神の歩は星を壊し、魔神の歌は銀河の終わり。魔神フェルナンデスは破壊の神なり」デビルメイ書籍より。
「魔神の息は国を滅ぼし、魔神の歩は星を壊し、魔神の歌は銀河の終わり。魔神フェルナンデスは破壊の神なり」デビルメイ書籍より。
「いくよ! フェルナンデスプロトコル! ハナヲカクサナイマスケハチンコヲカクサナイデパンツヲハイテイルヨウナモノダ(力よ我が肉体に戻れ)」
……。
「あれ?」
「何も起こらないでごわす」
しかし、バスターは気づいた。
「ちょっとそこどいて」
風丸とピックアップをどくよう求める。
「ほいっ!」
拳を素振りした。だけで、大きな穴ができた!
「これは!?」
「なんかパワーがあるみたい! だけど、何の変化も……」
「くっくっくっ」
どこからか笑い声が!
「誰だ! どこだ!?」
「我が名はフェルナンデス。ウンディーネと体を入れ替えられ今は水蒸気になっている。そこのピックアップのせいでな!」
そう言うとピックアップの周りに水蒸気が集まり、このままではピックアップは死んでしまう!
ビリビリ!
「ひゃっう!」
「俺が電気使いだって忘れたか?フェルナンデスよ。丁度いい脳の電気信号を変えて働き者の農夫にでもしてやるよ」
「や、やめろ! ぎゃー!」
ビリビリビリビリビリビリ!
その数分後。
「魔神様!」
デビルメイ八王子とその部下達がぞろぞろやってきた。
「フハハハハ! 人間どもひれ伏すがいい! そこにおわす方こそ我々の盟主、フェルナンデス様よ!」
「主フェルナンデス様、ご命令を! そこの人間どもを八つ裂きに致しますか?」
「お米を作ろう」
「聞いたか!?人間ども! 我々の名主フェルナンデス様の命により、お前達をお米を……。お米?」
「主、いかがなされた?」
「お米をね。作ろうよ」
説明! フェルナンデスはピックアップに電気信号をいじられ農夫へとなっているのである。説明以上。
「フェルナンデス様! どうなされたのですか!!?」
「ええい、こうなったらこの魔剣で人間どもを……」
「暴力、良くない」
フェルナンデスが魔剣を粉砕。フェルナンデスは力は元通り戻ったのだ。説明追加。
「くっ、フェルナンデス様がおっしゃるなら……」
「聞け! デビルメイ全員はこれよりお米を作る!」
一方ルージュはバスター達と合流、つまりフェルナンデスの米発言を目の当たりにし笑っていた。笑っていたのはルージュだけじゃない。天国から心眼で見ていた天使達もだ。
こうして、平和な世の中が訪れたとさ。おしまい。
こうして、平和な世の中が訪れたとさ。おしまい。