真実
ランマンはデビルメイの暴走を止めようと策を練っていたが、コマが足りない。そう嘆いていた。そこへ。バスター、タッチアップ、イフリート、風丸、台風がやってきた。
ランマンはデビルメイの暴走を止めようと策を練っていたが、コマが足りない。そう嘆いていた。そこへ。バスター、タッチアップ、イフリート、風丸、台風がやってきた。
「あの、あなたが……」
「我、天神ランマンなり、汝らの力欲す、協力求む」
「こちらからもお願い致します。ランマン様、どうか魔界へ誘ってください」
「何故?」
「お母さんが、お母さんが捕まっているんです!」
「母?何を言っておる。お前はウンディーネ、親などいない」
「えっ?」
なんということか! ランマンの口から事実ではあるが、衝撃的な言葉をバスターは聞いて閉まった!
「お父さん?お父さんはお父さんだよね!?」
「……。いつかはバレると思ったが、血の繋がりこそないが、親子だろ!」
「騙してたの?お母さんは?お母さんは知っているの?いや、その前にお父さんは何者なの?どうして俺の親を名乗っていたの!?ねぇ!」
だんだん語気が荒くなるバスター。嫌な予感。
「全部、嘘だった?全部、嘘……」
「違う! 家族だろ!?」
「そうでごわす!相撲の世界も……」
「うわぁあー!!!!」
「(ひょっとしてわし、いらんこといった?)」
「御免!」
ビュッ!
風丸がバスターに手刀で首を打つ。バスター気絶。
「まだ、この子には真実を受け入れる器が無かったみたいだな」
「そうかもしれん、風丸ありがとう」
バスターの夢の中。
「魔神さま、お目覚めください」
「誰だ?」
「本当の貴方を知る者です」
「デビルメイ?」
「いいえ、この世には天界にも属せず、デビルメイでもない者もいるのです。人間だってそうじゃありませんか」
「たしかに、名前は?」
「【ポー・クビッツ】、夢を旅する浮浪ものです。ポーとお呼びください」
「わかった。で、魔神さまとは?」
「あなたさまの事でございます。あなたの体は魔神、魂はウンディーネという水を司る精霊」
「どういうことだ?」
「まず、あなたはドナルド夫妻の実の子ではありません」
「知ってる」
「では、昔ドナルド夫妻らが魔神と戦ったことはご存知ですか?」
「知ってる」
「それが魔神ウンディーネ。ウンディーネは精霊でありながら、魔神と契約し絶対の力を手にしました。そして、魂の逆転魔法を使い、生きてる者全てを殺し、死んでいる者全てを生き返らせました」
「なんの意味が?」
「地獄には多くの悪人がいます。しかし、天国には地獄に行った者に殺された者達がいます。簡単な時間の巻き戻しです。恐怖の再現」
「なんの意味が?」
「地獄には多くの悪人がいます。しかし、天国には地獄に行った者に殺された者達がいます。簡単な時間の巻き戻しです。恐怖の再現」