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AZ研究会は行く  作者: 椿 雅香
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プロローグ

この作品は、私が初めて書いたものです。

読み返してみると、文章の流れが気に入らないので、修正しようとジタバタしましたが、上手く行かないので、不十分かもしれませんがアップすることにしました。

普通の(?)高校生の日常のお話です。

読んでいただければ嬉しいです。

 「暇だ……」

「そうかい?やっとこさ一年が終わって、暇な二年になったんだ。結構なことじゃねえか」

「それにしても、限度ってものがある。お前は、どうもないか?」

「やっとこさ好きなことができる時間ができたんだ。結構楽しくやってるぜ?

 心配しなくても、じき中間だ。でもって、もたもたしてたら、すぐに三年だ。三年になったら、受験勉強だ。遊んでる暇ないぜ。暇なのは、今だけだ」

「確かに……」

「そんなに暇なら、俺と一緒に科学すりゃあ良い」

「それは、お前に任せる。っていうか、何かこう、もっと面白いことっていうか、変わったことがしたいんだ」


 長瀬は、面と向かって愚痴る友人の顔を見て、内心ため息をついた。


 こいつが、とんでもなく非常識なヤツだというのは、誰よりよく知っている。顔もスタイルも超一流。天使のような見てくれなのに、口を開けば非常識を体現するこいつは、長瀬とは古い付き合いだ。

 きれいな顔をしてるのに、こうと決めたら、絶対やってのける。周りの迷惑を顧みず、猪突猛進する馬鹿だ。

 それは、長い付き合いで学習している。

 だが、それを面白そうだと思ってしまう自分がいるのだから、始末に負えない。

 




 彼等が住む北斗市は、この辺りの中心地として江戸時代に栄えたという。まあ、その頃がピークだったのだろう。


 それから、時代を下るにつれ、徐々に、だが確実に勢いをなくしている。

 何しろ、彼らの親が子供だった頃の人口と、現在の人口がほとんど変わらないのだ。この間、平成の大合併や何やらで、面積が倍以上になっているというのに。


 そのうち、消えてなくなるのかもしれない。

 

 町が衰退する現況を、市役所のお偉いさんたちは憂えていることだろう。



 だが、一般市民にとって、この町が衰退しようが、そのうち、消えてなくなろうが、知ったこっちゃないのだ。


 消えてなくなる運命なら、粛々と受け入れ、別の町で暮らせば良い。それだけのことだ。


 まあ、故郷ふるさとがなくなるのは、ちょっとばっか寂しいかもしれないが……。


 ましてや、親の脛をかじる高校生にとっては、とりあえず、毎日の生活が普通にできれば良いわけで、それ以上のものを求めることもない。


 とりあえず、ゲームセンターがないことや、話題のロードショーを観れるまともな映画館がないことを除けば、ドーナツ屋もあれば、ハンバーガーショップもある。その上、高校生活定番の甘味屋や駄菓子屋だってあるのだから、それなりに楽しい毎日が送れる町だ。


 それで良いのだ。



 今日日きょうびの高校生は、欲がないといわれる。


 だが、欲のある高校生だっているのだ。




 この物語は、近年珍しい欲のある高校生たちの日常である。



歩く非常識もしくは、歩くはた迷惑の早川と幼馴染の長瀬の会話でした。

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