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3話 逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ

2話目も楽しんでいただけたでしょうか?

それでは3話目スタートです。

 東へ向かうこと10分、今魔物に追いかけられてる。


これは5分前のこと。

道を歩いている木の下に卵が一つ無造作に置いてあった。

「おっこんなところに卵がある。採取していくか。まずは鑑定♪鑑定♪」


鑑定結果

「何かの卵 特性:小さい、頑丈」


「素材の鑑定というのはこんな感じに頭に入るのか。」


考えふけりながらバッグに入れた。直後背後から気配を感じた。

ふと振り返るとそこにはなにもいなかった。


「あれっなにもいないな、何かいた気がするのだけど。」


改めて気配を探し、耳をすませると上から音が聞こえた。

バサバサと翼をはためかせる音が。


「クエ―!!」


「あ、あのー持ち主だったりします?」


鑑定結果

「フエルトバード 状態:怒り」



「クエ、クエ―!!!」


「これはまずいですね〜、とりあえず逃げますか。」


カラスぐらいの大きさとの怒った鳥とレースが始まった。


そして現在に至る。


「これやばいだろ殺気がやばい、怖いから!!」


殺気なんて経験があまりない日常のおかげで恐怖になっていた。


焦りながら逃げまとう人と鳥、追いつくのは当たり前に鳥であった。


「あっもう無理、当たる、当たるよこれっ!!」


「クエ―!!!」


けたましい声を上げながら鳥は急接近し、初めての攻撃を受けた。


「痛っ...くない?」

後ろを振り返ると痛そうな、うめき声をあげて鳥は地面に落ちていた。


「クっクエ〜」


「鳥のくちばし曲がってるよねこれ、まさか?」


鑑定結果

「フエルトバード、状態:負傷、


 フエルトバードは体が柔らかく部位がよく曲がり、時間が経つと戻る。」


「本当に布のフエルト並みなのね...」


いたたまれない気持ちにはなってしまったが杖で攻撃した。


「えい!」


そして鳥とのレースは終わった。


「とりあえず素材を取るか」


ごめんなさいと思いつつ剥ぎ取りをしていく。


「剥ぎ取るのなんて初めてだけどこれで大丈夫かな?」


転生前に持ってきていた、100均の小さいナイフがここで役に立った。

100均クオリティに改めて感動した瞬間だった。


「そういえば動物素材はどんな感じだろ?」


疑問に思い鑑定をしてみる。


鑑定結果

フエルトバードの毛皮 特性:やわらかい、触り心地がいい


フエルトバードのくちばし 特性:柔軟性がある


フエルトバードの肉 特性:くさい、劣化品



「フエルトなだけあって布に使うのがよさそうだな。」


「肉は剥ぎ取りが下手ですいません。」


自然界に詫びつつ素材をバックに入れて東にまた目指し始めた。


そこからは危険な魔物とは遭遇せず、採取をしていた。


「薬草と黄色の花、あとはとりあえず石ころなど見えるものは拾っていくか。」

バッグに次々とモノを入れていく。

もし遠くから見ていた人に、日本であったらこういわれるだろう。


「ボランティアかい、偉いねぇ〜と。」


そんなことは言われることもなく採取をしながら歩き続けた。

夕方に差し掛かるころ大きな街が見えた。


「あれがガブリエルがいっていた街かな、楽しみだな〜」


気分よく好きなアニソンを口笛で吹きながら街へと向かっていった。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

素材収集結果


薬草 225個

どくけしそう  145個

花   182個

石ころ 432個


木の実 256個

 

フエルトバードの毛皮 4個

フエルトバードのくちばし 1個

フエルトバードの肉4個

何かのたまご 1個



お読みいただきありがとうございました。

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