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With Alive   作者: もものすけ
1/1

Moment

『イヤだ』そう言えたらいいのにとなんだ思った事か

じゃあ何故言わない

言わないんじゃなく、言えないんだ


皇法42条 6項

システムによって生み出されたモノはニンゲンへの反発を禁ずる


というまぁ、安直な法が存在するからだ。

こういう差別的法は残り数十項ある。

いわば、開放状態の奴隷である。


「はあ…行くか…」

そんな事を呟き幽人ユウトは青白い光に包まれパン屋へと向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お会計640ソルドになります」

無言で1000ソルドを出した。

「360ソルドのお返しです。ありがとうございました!」

「ども」

チリーンと音を立てドアを開け、再び学校へとワープした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

狂屋の席へと向かった。

「あの…狂屋クン…サイノール買ってきたよ」

そういうとすぐに目の前が光り、光の中から狂屋が現れた。

「おっせーんだよ!!」

ボコッ

狂屋の右手が幽人の頬に衝撃を与えた。

いつものことだ。

狂屋はこれがしたいがために、幽人にサイノールを買わせに行かせる。

無言で右頬を抑え俯く。

「へっ!じゃあ明日も頼むな!」

そう言ってサイノールをむさぼりながら光のなかへ消えていった。

俯いたまま立ち上がり幽人も自宅に戻った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベットに横たわったままテレビをつけた。

テレビからアナウンサーが突然叫びをあげると同時に警告音が鳴り響いた。

ビービービービービービービービービー

ん?なんだ?

幽人は上体を起こし、窓を開け辺りを見渡した。

ピカッ!

あたりが一瞬白く光った。

つむった目を少しずつあげると

「なっ!?」

そこにはさっきまであったはずの景色が綺麗に変わっていた。

そう建物などが綺麗に瓦礫と化していたのだ。

「何があったんだ…?」

声になっているのか分からない程の声を出した。


幽人ユウトは気づいた。

アレ? 他のヒトは?

幽人以外誰もいなくなっていた。


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