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しょうもない事ってなによー!
俺は今日も口悪女こと雨村友衣子との
生活に奮闘していたのであった。
「掃除機うるさいー
テレビ聞こえなーい」
「なんでお前はなんにもしてないんだよ!」
「だって養うって言ったのはあなたの方でしたょう?♪」
たしかに言ったのは俺だが、あれは半分脅されて言ったに過ぎない。
だがそんな事実が無かったかのように彼女は次々とニート発言をしていった。
その時だった、俺がなにかに足をつまづいて転んだ瞬間なにかすさまじい光に全身が包まれた。
「なにが起こったんだ?」
「危ないわねー!
もう少しで私が怪我をする所だったじゃない!」
そう彼女に言われふと思ってしまった。
「なんでそんなにしょうもない事で魔法とやらが使えるんだ!?」
「しょうもない事ってなによ!
私が怪我でもしたら大変じゃない!」
彼女はこれでもか!というぐらいの嫌悪の眼差しで言ってきた。
「そんなしょうもない事に使うくらいだったらもっとましな事に使えよ」
このような口論が一日中続き貴重な1日が過ぎていってしまった。