プロローグ
どうもエリ美です!
花街商店街!をどうするか?続けますよ?ハイ。
え、えーとそれでは!
これは少女がまだ幼く、幼女だった頃一
「おばあちゃん!お話して!」
「今日は何の話がいいかね?」
「いつものがいい!」
「お前はこの話が好きだねぇ。」
「うん!だーいすき!」
「ふふふ。じゃあ始めようかねぇ。
ある村に気だてが良く、優しい娘がいた。
しかし、その娘は他の村人と少し違うところがあった。
一つは“目と髪の色”
他の村人の目がくすんだ灰色だったのに娘は蒼と翠が混じったような色をしていた。
髪は村人は金か銀だったのに娘は夜空のような濃い青だった。
もう一つは“魔法が使えたこと”
人の何かを奪う代わりになにかを与える事ができる魔法を使えた。
そんな娘を村人達は他の人と分け隔て無く接していた。娘にとってそれは何よりも嬉しい事だった。
そんな幸せな日々に唐突や終わりはやってきた。大富豪の子供の姉妹が娘に嫉妬をして保安局に通報したのだ。
自分たちよりも可愛いなんて、人から好かれるなんて、人外の癖に!許さないんだから!
そんな下らない理由で保安局に通報することを大富豪は許してしまったのだ。娘達の可愛さ故に。
「村に魔法を使って人々を苦しめている娘がいる。もう既に人ではなくなってしまった。その娘を退治してくれないか。」
保安局は軍に提言をした。自分達が手に負えるモノではないと。
軍は平和な村に兵を送った。
村は焼け野原になった。
直前に買い物をしに街へでていた娘は助かったものの村へ帰って呆然とした。
そこからの記憶は娘には無い。ただ、自分の中に人から奪った何かがあることしか…。
おしまい。さ、おやすみ。」
「うん。おやすみ…。」
幼女は眠りについた。
一これはまだ少女が幼女だったころの話…