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平和主義の異質なデーモンは戦争を好まない ~名付けから始まる世界改変~

作者:つぼ
最新エピソード掲載日:2026/01/21
争いを嫌い、衝突を避けて生きてきた平凡な会社員・相沢 恒一は、事故により命を落とし、魔界で「デーモン」として転生する。

だが彼が生まれ落ちた魔界は、戦争と支配を前提とした世界だった。
肉体を持たない精神生命体としての不死性を得た彼は、数百年から千年にわたる孤独な修行の末、戦わずして誰にも干渉させない力を身につけ、序列にも属さない“異質な最強”へと至る。

やがて人間により召喚されるが、最初の召喚者は彼を戦争の道具として扱った。
その在り方に嫌気がさした彼は、契約の欠陥を突いて召喚を強制解除し、戦争目的の召喚を拒絶する存在となる。

二度目の召喚で出会ったのは、戦うためではなく、魔法体系を広げるために彼を呼んだ一人の人間の少女だった。
彼女は彼を兵器として扱わず、対等な存在として接し、やがて“名付け”を行う。

名を得たことで彼は初めて進化し、恐怖や支配によらない異質なデーモンロードへと到達する。

互いに想い合うようになった二人は、人間とデーモンの隔たりを越えるため、デーモンへの転生魔法を極秘で研究する。しかしその研究は発覚し、少女は暗殺されてしまう。

致命傷を負った彼女は、主人公の制止を振り切り、未完成の転生魔法を使用してデーモンへと転生する。

その後、主人公は戦争を否定する新たな平和主義デーモン派閥を築き上げ、ヒロインは「概念を生み、消す魔法」――概念魔法を完成させる。

概念魔法によって「戦争」という概念そのものが消去されたとき、魔界を支配していた七柱の王は存在理由を失い、消滅する。

こうして世界から戦争の前提が消え、人間とデーモンは敵ではなくなる。

歴史には、ただ一行だけが残った。

――戦争を好まなかった、名もなき平和主義の王が、世界の構造を変えた。

主人公とヒロインは、争いなき世界を、永遠の観測者として静かに見守り続けるのだった。
プロローグ~人間としての生~
ありふれた日常
2026/01/21 11:20
魔界修行編
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