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13・当てはまらない者
「だが、記憶をなくしたお前は、もはやルシアではない」
3人から次々に攻撃を喰らったが、いずれもなんとか回避した。
俺は大波をイメージしながら両手を大きく前に開いた。
手の動きに合わせてイメージ通りに周りのコンクリートを剥がして集結させる。
俺がイメージしたコンクリートの波はに高く波打ち、3人の前に立ちはだかった。
「逃げたか」
俺は走ってその場から逃げ出した。
◇ ◇ ◇
ずいぶん走って、看板に「ご自由にお入り下さい」とあった教会に駆け込んだ。
「ちくしょう!!」
四つん這いに倒れ込んだ俺は、思いっきり右拳で床を叩いた。
なんで……こんなことに。
俺はこの星を侵略するために来たのかよ。
植民地化ってなんだよ?!
あいつらが…仲間?
目の前にイエスキリストが十字架にかけられている立派なステンドグラスがあった。
「俺は、どうしたらいいんだ」
俺はどこにも当てはまらない。
イエスを見つめても、答えは分からなかった。




