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革命軍1

 王都の女神教会の事務所で。

「ロランド、今から君に一つの任務を与える。よく聞け」

 傲慢な口調のハゲ野郎はロランドの上司だ。忙しい時でも彼の声は一番うるさいものだ。

「主教様、では任務とは何でしょうか?」

「当然騎士団の支援任務だよ。しかも反乱軍の拠点を壊滅させて最も重要なのは反乱軍が崇める魔女候補を始末すること」

「反乱軍ならまだしも、魔女候補までいるとは…」

「そんなに心配することはない。戦闘は騎士団の仕事で、それに魔女候補がいるかどうかもまだ分からないんだからさ」

(それでも魔女候補に対峙したら、何度死んでも足りないよ。あたしはただの端役なのに、これからの人生を全部賭けるつもりなんてないんだ!仕方ない、何とかして逃げろ)

 ロランドは儀式用の帽子を脱いで目の前の男に敬礼する。

「すみません、主教様。今日辞職するつもりですが。すぐに承認していただけませんか?」

「あのさ、そんなことをしたら、最初に私たち教会と結んだ契約に違反することになるぞ。賠償金とかは払えるのかね?ね?」

「主教様!必ず任務を遂行しますのでどうかご安心ください!」

「それなら安心したよ、ははは!」

(ああ、本当に卑劣で恥知らずな教会だな。これを忘れてたところだった。でも完全に無理というわけではない。その時になったら逃げればいい。神官として、自分の逃げ足を鍛えるのも忘れていない。こんなことになったら困るからね。ふん!教会も私をなめてるな)

「騎士団は参加者の名前を登録するから、もし逃げたら脱走兵として処刑されるぞ。よく覚えておけ」

「はい…主教様のご忠告、ありがとうございます」

 ロランドは最終的にイビリヤス騎士団の登録所にやってきて、申し込みを済ませた。そして、この任務の騎士団団長にも会った。

 彼女は銀級の実力を持つ女性騎士団の団長で、数々の強大な魔物に打ち勝った伝説の女性だが、そのせいで顔に傷跡が残っていた。

 ロランドはそんな強い仲間がいれば、すぐに命を落とすことはないだろうと思っていた。

 道中、ロランドは彼女と話をしながら、彼女がとても素朴な人だと感じた。

 彼女は自分はあまり教育を受けていないと言ったが、ロランドはそれは謙遜だと思って気にしなかった。

 そして、長い旅の果てに、魔女候補のいる村に着く。

「あれが魔女候補のいる村か」

 ロランドは魔法の単眼鏡で村を見たが、とても平和そうだ。少なくとも反乱軍の拠点とは思えなかった。

 情報は本当に正しいのだろうか?

 ロランドが情報の正確さを疑っていると、団長はすでに準備を整えていた。

「神官様、行動の時間です」

「え⁉団長様、今はまだ村の近くに着いたばかりですよね?長い行軍で兵士たちも疲れているでしょう?先にキャンプを張って敵の様子を見る方がいいのではないですか?」

「うん、あなたの言うことはもっともだ。みんな、昼食とキャンプの準備をしろ!お腹が空いては戦えないからな」

「ええ!待って、団長様!今火を使って昼食を作ったら、反乱軍に位置がばれてしまいますよ。だから少し待ってください!」

 団長としての彼女がこんなことも知らないはずがないと思った。もしかしたら、ロランドを試しているのかもしれないし。

 そうして、兵士たちはそれぞれ果物を摘んだり食料を集めたりして団長は外出した兵士たちのために刀を研いでいてロランドは体力強化の薬を調合する。

「村の人たちが反乱軍じゃないといいな」

「団長様、わかりますよ。神官としての私も人族と戦うのは嫌ですから」

「剣を振るうのはみんなを守るためだけだ。手にした剣は魔物や人を傷つける怪物だけを斬る。だからみんなが仲良くできるといいな。反乱軍であっても」

「団長様…あなたは優しいですね」

「神官様こそですよ、博識で女神のしもべで、私たちのような田舎者よりずっとすごいですから」

 兵士たちは戻ってきてすぐに食事を用意した。やっとまともに食べることができた。

「さあ、みんなお腹いっぱいになったな。それじゃあ、しっかり眠ろう」

「「「おおお!」」」

 兵士たちは歓声を上げたが、ロランドは立ち上がってみんなに静かにするように求める。

「団長様、哨兵を配置した方がいいと思いますし、休む場所も少し離れた方がいいと思いますが…」

「うんうん、神官様の言うことはとても正しいね。じゃあ、そうしよう」

「…」

 そうして、みんなは鎧を脱いで兵士たちが編んだ木のベッドで眠っていた。長い行軍でロランドも疲れていたので、気づかないうちに眠ってしまった。

 全員が目を覚ましたときには、もう夜になっていた。

「今が襲撃するチャンスだね。みんな、準備しろ!」

「団長様、今はまだ時期じゃありません…」

「マジ!今は夜ですよ、反乱軍なんてこんなにたくさんの人が襲ってくるなんて思いませんよ」

「でも敵は周りを照らしているし、たくさんの見張りもいるし、こんなに突っ込んだら大変なことになりますよ」

「うんうん、じゃあ、どうすればいいのかね?拠点を制圧しないと交渉もできないし、敵には魔女候補もいるかもしれませんよ」

(まあ、もう考えるのはやめた。どうでもいいや。あたしたちは銀級の実力を持つ団長だから、魔女候補がいなければ、こんなレベルの反乱軍なんて楽勝楽勝!)

「団長様、行きましょう!」

「神官様、それでこそだね!さあ、小者たち、一緒に行こう!」

「「「おおお!」」」

 すぐに、みんなは団長について馬に乗って突撃した。しかし、敵の視界に入ったとたんに巨大な色とりどりの泡に包まれてしまう。

 そのとき、村の中からも守備隊が雨のように現れてきた。

 結局、敵は彼らが襲ってくるのを知っていて、わざと強力な結界で彼らを閉じ込めたのだ。

 しかも、その結界は彼らの力を弱めてしまって団長は全力を出せなかったし、その弱体化の魔法は神官一人では解けない。

 そうして、完璧に敵の罠にはまってしまった。敗北は避けられなかった。

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