あなたは今、幸せですか。
自分に呪いをかけた。
あなたを一生忘れない呪い。
当たり前にあった日常は、あっさりと当たり前ではなくなった。
そりゃそうだ。自ら進んで手放したのだから。
自信の無さ、身勝手さ、不器用さ。
全てにイライラすると思っていたのに、いざ手放してしまえばどうしようもなく寂しくなった。
まるで生き写しのように考えていることが明け透けで、
それがすごく心地よいのと同時に、怖くもあった。
耐えられないと、
永遠なんて存在しないと、
自ら手放したのに、
ぽっかり空いた穴に落ちたまま、戻ってこられなくなった。
未だに思い出せる感触が私の思考を停止する。
まどろみに沈み込む。
心と身体を捧げた次は、何をあなたに捧げばいい。