第1章 6 冒険の前に戦力を見ろ!!
第2章 冒険へ行きましょうか
「お金はそろそろ底をつきます稼ぎに行きましょう。」
とアシオルトが言い放った。冒険はしたいが装備もろくに揃っていないし何より俺はゴミみたいなステータスである。こんなの冒険に出たら死んでしまうに間違いないのだ。
アシオルトは、真剣にこちらを見つめている。
「わかったけど俺達二人じゃ最弱のモンスターも倒せんぞ。」
「そうですね。流石にゴミと私のステータスじゃ相性悪いですしね」
「おい、お前さりげなく俺の悪口を言うんじゃない。傷付くぞ!泣くぞ!喚くぞ!駄々をこねるぞ!」
「うるさい人ですね。そうだ私が勧誘ポスターを作ります。これで一人くらいは来るでしょう!」
凄く上から目線で言われた気がしたが気にしない事にした。
ポスターを掲載してすぐに人が来た。
「あっら~可愛い子が二人もいるじゃない!ねぇ~私をパーティーに入れて貰えないかしらお願いよぉ~」
んんんんんんん~完全にやばいやつが来た。
「おい!おい!おい!おい!なんだあれ!魔王かあれが真の魔王なのか!」
「コースケ!人を外見で判断してはいけませんよ!外見はヤバそうでも中身はいい人かもしれませんよ。」
とアシオルトが酷いことを言いつつ魔王ぽい者に近づいて面接見たいな事をしだした。
「えっとこれから貴方のステータスとかを見たいのでギルドカードを見せてもらえますか?」
「えぇ、いいわよ!あと私はオカマよ!」
二人はビックリした顔で彼女?を見ていた。
彼女は角が生え顔は完全に魔王みたいな顔をしている。
「ひ、失礼だと思うのですが、そ、その角は、な、なんですか?」
と幸助は質問した。
「あっこれですか!これはですね、アクセサリーですよ!これ付けて行けば印象いいかな?と思って付けてきたんですよ!似合ってます!?」
幸助は今にもその場を逃げ出したかったがアシオルトに腕を捕まっている。
「おい!!お前のポスターどんな感じで書いたんだよ!なんであんなバケモンみたいなのが来たんだよ!ポスター見せてみろ!」
そこには「炎属性と風属性の両方を持つ優秀な私と冒険はしませんか?募集項目、アタッカーなら誰でもOk!(ゴミもいます)」
「お前!こんなポスターバケモンしか来るわけないだろうが!!!あと申し訳なさそうにゴミもいますって隅に小さく書いてんじゃねぇ!!!」
「仕方ないじゃない!本当の事じゃないの!私たちは選べる資格なんてないのよ!来てくれるだけでもありがたいと思いなさい!コースケはゴミじゃない無属性のくせにイキってんじゃないわよ!バカ!バカ!バカ!」
言い争っていたら
「ちょっと私仲間にしてくださるの?ありがとう!!!!嬉しいわ!!」
(いやいや待って)と幸助が言う瞬間にアシオルトが
「えぇ!歓迎するわ!あっそうだ!名前教えて貰えるかしら?」
「私の名前はモルタルですわよ!拳闘士をしてますわ!よろしくお願いしますわよ!」