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苦悩のローラーコースター  作者: 立蛇志九絢子
56/65

56話 願意

 病室の前に着き病室に入ると、木村が安達の側の椅子に座っていた。

 達之は椅子に座って、眠ってる安達の右手を握った。

「安達……あの負傷事件の犯人は上原だった。何故お前が狙われたまでは分からんが……」

 達之が眠っている安達に喋った。

 ……もし安達が目覚めても、また襲われたりしないだろうか……。

 達之は安達の右手を握りながら心の中で悲しく喋る。

 意識は無いが生きていると実感できる温かい手が、達之の手を弱く握り返してきた。

「……安達?」

 達之は反応を逃さなかった。

「押田君?どうしました?」

「安達が……俺の手を握り返してきた。力は弱いが、俺に反応してきた」

 木村も驚き、椅子から下りて、安達の左手を優しく握る。

 ……目を覚ましてくれ、安達!

 達之は心の中で安達に叫んだ。

達之視点で10話中9話「安達」と喋っています。


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