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54話 お前がいないと……嫌だ
達之は、病室を出てレストランへ行く。レストランへ着き店内に入る。
店内で昼食を注文し約一分で机の上に出る。
「……いただきます」
達之は静かに食べ始める。
……安達、お前の体に何が起きてる? 何と闘ってる?
食べ続けながら達之は安達の事をずっと心配している。
食べ終えて、店内を出る。
外に出て、達之は大きく息を吸い込む。
「ふ~っ、……安達、お前はもう俺達に会えないのか……?」
達之は虚ろな目で独り言をボソリと喋ると、メールが入った。
[参加者一名死亡]
「……安達では無いよな……」
達之は安達が死んだのではない、と思いながらメールを見ていく。