表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
苦悩のローラーコースター  作者: 立蛇志九絢子
52/65

52話 憂愁

 達之達は夕食を食べ終え、自分のコテージに戻っていた。

 風呂等を済ませ、寝る準備ができ、寝室にいる。

 達之は棚に飾っている家族写真を見る。

「父さん、母さん、優衣……、俺は現実ではどうなってるんだ?俺が家に居なくなっている事は分かってるはずなのに」

 達之は悲しく写真に独り言を言った。

「……優衣、俺な、この世界で友達できたんだ。いつか、お前に会わせてやりたい、と言ったんだ。けど今、眠ったままで起きてくれない……」

 達之は写真の妹に今の自分の事を喋った。

 写真を見るのを止めて、ベッドの上に寝転がる。

「安達……目を覚ましてくれ……、また一緒に喋りたい……」

 達之は病室で眠っている安達の事を思いながら常夜灯にし布団に入る。

 ケイとマイからのメールが入る。

[今日の犠牲者は渡辺友里さんと西岡文恵さんです。お休みなさい]

「友里……」

 達之は殺された友里の事を悔やみながら携帯を戻し目をつむり眠る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ