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苦悩のローラーコースター  作者: 立蛇志九絢子
44/65

44話 頭痛

 ……誰かがいる、多くの人間に絡まれている、誰だ? 何故一人をそんなに責めるんだ? 分からないまま浩輝は目を覚ます。

「……はっ」

「……前回みたいな夢だった」

 布団をはがし、常夜灯を消し一階に下りる。

 いつも通りの事をやり朝食を食べ、着替え、掃除をして物入れにしまう。

 テレビを点け天気を見て、晴れる様だ。

「天気は大丈夫……、誰かが死ぬかもしれない……」

 昨日は四人死んだので、浩輝は怖かった。自分が死ぬ事ではなく、自分以外の生きてる人達の事を思いながら。

十二時までまだ時間がある、二階に上がってベッドに寝転がろうとしたら、

「うっ……」

 急に頭痛がした、立ちくらみ床に膝をついて右手で頭を支える。

「ハァハァ、何だ?頭が痛い……」

 浩輝はめまいがする、ベッドに寝て少し安静する。

「……木村に心配掛けたくない……」

 頭痛と闘いながら木村の事を思う。

 しばらく浩輝はこの頭痛と闘っていた。

 謎の頭痛が終わり、浩輝はゆっくりと携帯の時間を見る。

「……いけるかな、木村が待っている」

 浩輝は日本刀と鞄を装備し一階に下り、靴を履き外に出る。


 鍵を閉めて木村のコテージに向かう。幸いさっきの頭痛は無くコテージに着き、チャイムを鳴らす。

 少し待つと木村がドアを開けて、

「待ってましたよ、安達君」

 木村が笑顔で喋ってくれた。

 浩輝は体の調子がおかしいと思われない様に、

「おじゃまします」

 木村に笑顔を見せながら喋り、コテージに入って行く。

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