43話 誘い
木村を無事コテージに連れて行く事ができ、浩輝も自分のコテージに戻り、パジャマ姿で寝る準備が出来てる。
ベッドの上に寝て、左腕で目を隠しながら呟く。
「雅也……、お前は俺達に何をしてくれようとしたんだ?」
もういない雅也の事を思いながら悲しく呟いた。
少し経つと、ベッドの上の携帯が鳴った。
「メール?、……木村から!?」
浩輝は木村からのメールで驚き、起き上がってメールを見る。
[安達君……、明日の昼食私のコテージで食べませんか?]
木村からのメールは、コテージで昼食を食べようと誘ってる内容だった。
浩輝は少し混乱する。好きな女の子のコテージで食事をする、と言う事に。
「と、とりあえず返事送らなくては……」
浩輝はドキドキしながらメールをかいていく。
[ありがとう、十二時位に君のコテージに行くから]
メールを送信する。
「……緊張する」
浩輝がベッドに寝て呟く。
メールが入った。ケイとマイからだ。
[今日の犠牲者は山崎幸恵さんと佐藤智枝美さんと中村雅也君と影山和彦君です。お休みなさい]
「……死にすぎだろ」
今日はかなり濃い一日だった事を思いながら、常夜灯にして布団に入り目をつむり眠る。