38話 終わりのない闘い
浩輝と達之は外で待っていた。
「……死んだ人は誰かを殺している、でも加害者側もある意味被害者だったんだな」
達之は腕組しながら下を向きながら悲しげな表情で喋る。
「……あぁ」
浩輝も静かに達之の隣で喋った。
『お前ら、もういいぞ、死体処理は終わった』
『どうぞごゆっくりお買い物をお楽しみください』
マイの発言でケイとマイがいなくなった。
浩輝と達之はスーパーに入って行く。
浩輝と達之は殺害現場に行ってみる。死体は無くなりきれいになっていた。
達之はその場に立ち止まり喋り始める。
「……最初の頃、あの公民館であいつら首輪の事話したよな。生きてる間は外れないと、あの遺体を見てたが外れて無かったよな」
浩輝も首輪の事を気になっていた。
「確かに……、達之、俺の仮説だが、有島さんの遺体が写された写真を見た時変な痕が残っていた。けど他の遺体で確認できる限り、首の痕は残されていなかった。長岡の時も首輪は残ったままだ。彼女は、首吊りをしたと言った。もしかしたら、有島さんも現実世界では同じ様に、首吊りをしたのかもしれない」
浩輝の少し長い仮説を聞いていって、
「なるほど、俺達が殺害現場にいる時は、わざと首輪を外していないのかもしれないな」
達之との首輪の会話が終わり、買い物をしていく。
浩輝は食パン六枚切りと海鮮丼を手に持ち、達之はネギトロを持ってレジへ行き、袋を手にし袋に詰めて一緒にスーパーを出る。
達之のコテージへ戻っていると、雅也がいた。
「兄ちゃーん!」
雅也が浩輝の元へ近寄ってきた。浩輝達は一端立ち止まり、
「どうした雅也?」
雅也が浩輝の元へ着いて、ニコニコ笑いながら、
「明日俺と遊ぼう、達之兄ちゃんも一緒に!」
明日の予定ができた。
「いいぞ、何で遊ぶんだ?」
浩輝が雅也に質問してみると、
「秘密!明日のお楽しみ!明日の十時位に俺のコテージに来て!」
何で遊ぶかは教えてくれなかったが、雅也はウキウキした状態で帰っていった。
「……明日が楽しみだ」
浩輝は雅也が帰っていく姿を見ながら喋った。
達之のコテージに戻り、コテージに入って行った。
靴を脱いで上がり、二人で昼食を食べ始める。
「いただきます」
昼食を食べていき、食べ終えてゴミをササッと洗って捨てて二階に上がる。
達之の部屋でPSをまた始めて遊んでいった。
今まで一方的に殺していったのですが、37話でバトル要素? を入れてみました。
バトルは、仮面ライダーのあるシーンになりました……。