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苦悩のローラーコースター  作者: 立蛇志九絢子
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28話 亡くなっていく命

 一人で悩んでいるのを止め、ベッドで寝転びながら携帯をいじっていた。

「そろそろ昼かな?」

 ベッドから下りて寝室の電気を消して一階に下りる。

 キッチンへ行きお湯を沸かす、カップラーメンを準備し、ゴミを捨てて待つと沸いたのでお湯を注ぎ箸を準備し三分待つ。三分ボーッとしながら待ちふたを開ける。

 コップを用意しお茶を注ぎ、ペットボトルが空になったので洗ってから捨てた。

 机の上に置いて、

「いただきます」

 カップラーメンを食べ始める、窓を見ると雨がやんでいた。お茶を一口飲んで、

「雨止んだから図書館行こうか」

 そう計画を立てて再び食べ始める。

 昼食を食べ終えカップとコップと箸を持ってカップはササッと水で洗って捨て、箸とコップを洗い食洗機に置いて手を拭いて二階に上がる。

 日本刀と鞄を装備し一階に下り電気を消して靴を履いて外に出る。


 鍵を閉めて図書館への道を歩いて行く。

 伊藤を殺害した人や野村さんを殺した影山に襲われる事無く図書館に着き入って行く。


 図書館に入り一階フロアを歩く。何故か分からないけど胸が締め付けられる感じがする。

 浩輝は周りに気をつけながら歩いていると友里ちゃんがいた。後ろを向いて動こうとしなかった。

「友里ちゃん?」

 浩輝は友里ちゃんに話しかける。

「お兄ちゃん……」

 友里ちゃんは涙声で右手である場所に指を指した。

 指を指した先を見てみると、本棚に背中を向けて倒れている頭部がグチャグチャの遺体があった。見覚えのある服装であった。

「……長岡?」

 浩輝は信じたくなかったが、血だらけの服で判断してしまった。

 浩輝と友里ちゃんはその場を動けなかった。

 ……、誰かがこっちに来る、足音が聞こえる、浩輝は友里ちゃんを守りながら日本刀を構えて後ろを向いた。

 達之と木村がこっちに来た、浩輝は構えるのを止めた。

「……どうしたんだ安達、友里が泣いている」

「達之……、長岡が殺されている」

 浩輝は信じたくなかったが、達之達に話した。

「……嘘でしょ」

 木村は長岡の遺体を見てしまい、両手を口元に置き震えていた。

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