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苦悩のローラーコースター  作者: 立蛇志九絢子
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12話 世界の謎

 レンジで温め終えてスプーンでほぐしてちゃんと温まったか調べる。一回ではうまくできないので、ほぐしてからもう一回温める。

 温め終えてレンジから出してレンジを閉め、机の上に置く。スプーンも一緒に置いて食器棚からコップを出して冷蔵庫のお茶を入れて机に置く。冷蔵庫を閉めて、椅子の近くへ行きゆっくりと椅子に座る。

「いただきます」

 浩輝はチャーハンを食べ始める。

「冷凍チャーハンいくつかあったがやっぱりこのチャーハンが個人的に一番うまいと思う」

 チャーハンを一口食べ終えてから独り言を喋る。お茶を一口飲んでチャーハンをまた食べる。

 チャーハンを食べ終えお茶を飲み終える。コップと皿を持ってキッチンへ行き皿を洗う。洗って食洗機に置いておく。

「図書館へ行こうか」

 浩輝は手がかりが在るかもしれない図書館へ行く事にする。

 日本刀と鞄を装備して、電気を消して靴を履いて外に出る。


 鍵を閉めて図書館へ向かう。

 向かう途中に友里ちゃんと長岡が一緒に何か話をしてたので近付く。

「どうしたんだ二人共?」

「あ、お兄ちゃん!由貴子お姉ちゃんと図書館に行こうとしてたの」

 長岡は少し笑顔で友里ちゃんの左手を握っていた。

「そうか、俺も今行く所だったんだ」

「ほんと?一緒に行こう!」

 浩輝は友里ちゃんと長岡と図書館へ行く。

 影山に襲われる事無く図書館に着き入って行く。


 図書館に入り一階フロアを三人で歩く。歩いて読書スペースに達之と木村と野村さんが居た。達之が気付き

「安達!どうした?友里と長岡も一緒で」

 本を右手で持って黒い手袋をしてる左手で手を振ってくれた。

「図書館へ行こうとして偶然合流して三人で来たんだ」

「お兄ちゃん、私達絵本のフロアへ行くね」

 友里ちゃんと長岡は絵本があるフロアへ行ってしまった。

「せっかちだ……、まぁ元気な事は良い事だからな」

 達之はまるで妹を見ているかの様に優しく微笑んだ。

「安達君、ここの図書館すごいですよ、看護の本が沢山あって勉強できます」

 木村は机で勉強していた。本が一冊置いていた。

「あ……木村、邪魔して悪い」

 浩輝は気まずそうに木村に謝った。

「いえ大丈夫ですよ。それより怪我はもう平気ですか?」

「あぁ大丈夫だ、ありがとう」

 浩輝は微笑んだ。

「安達君、君達に知ってほしい事があるんだ」

 野村さんは椅子から立って浩輝に近付く。

「知ってほしい事ですか?」

「うん、この世界の事について少しだけ分かった事がある」

 野村さんは下を向いて

「この世界は仮想空間かもしれない」

「……え?」

 浩輝は野村さんの発言に目を見開いた。

「信じられないかもしれないが野村さんと仮説を立ててみた結果だ」

 達之が続けて浩輝に話す。

「何で俺達が殺し合いをさせられてるかまでは分からないが……」

 達之は険しい表情のまま話す。

「まずそういう仮説になった理由は、レストランでの注文で約一分で自動で机の上に出てくる、これは現実ではありえない。コンビ二やスーパーで買い物をしてお金を払わず万引きの様に食品を手に入れる事ができる。これもありえない事だ」

 野村さんの話を黙って浩輝は聞く。

「確かに現実ではありえませんね……」

 木村は野村さんの話を聞いて喋る。

『その通りです』

 聞き覚えのある声が聞こえた、ケイとマイが本棚の近くに居た。

『流石ですね、野村さんと押田君の仮説は正解です。ここは仮想空間です』

 マイの発言を聞いて浩輝はゆっくり椅子に座った。

『だが何故お前達がここに居るかの答えは出ていない。死んだ奴らも現実ではどうなってるのかも分からない』

 ケイの話を黙って聞く。

「……俺達は現実世界ではどうなってる?」

 達之が質問する。

『現実世界の何処かにいるわよ』

 そう答えてケイとマイはいなくなった。

「結局仮説は正しかったが、ここにいる理由は分からないままだ……」

 達之は悔しがる。

「この世界の謎をもう少し調べてみようかな」

 野村さんはそう喋って本棚のある方へ行った。

「……ケイとマイを攻撃してみるは?」

 バカバカしい事を浩輝は達之に話す。

「それだと最悪お前が殺されるかもしれないぞ」

 達之は冷静に浩輝の左肩に右手を置いて喋った。

「……そうだな、すまない」

 浩輝は落ち着いてから立ち上がって本棚の方へ向かった。

「いろんな本があるな……見てみようか」

 浩輝は本棚にある本を手に取って見ていった。

「この本は軍事系の本か……」

 浩輝は手に持ってる本を読みながらボソリと喋る。

「安達はミリタリー系の物が好きなのか?」

 後ろを向くと達之がいた。

「まぁゲームもミリタリー系が好きだしそうかもな」

 少し笑って達之は本棚に背を向ける。

「俺もゲームは好きだ、もしかしてCODかBFシリーズ持ってるのか?」

 達之の話した単語を聞き逃さなかった。

「え……達之そのゲーム持ってるのか!?」

 少し目を輝かせて達之に話す。

「あぁ持ってる、て言うか安達ゲーム好きだったら俺に話してくれよ、通信して一緒に遊べるかもしれなかったのに」

 達之は浩輝の背中を優しく叩きながら笑う。

 達之は俺と好きなのが一緒なのか、嬉しい。

「いやー、ケイとマイに俺の持ってるゲーム他の人達が持ってたなら通信できると言ってたから……悪い悪い」

 少し恥ずかしそうに浩輝は笑う。一息ついて浩輝は話す。

「じゃあ今夜八時五十分位にできるか?達之」

「あぁ、その位だったらできる、ただ俺達だけだからな……」

 少し悲しくなり肩を落とす。

「それまでここで本読んでいこうか安達」

 浩輝と達之は本を本棚の近くで座って読み始めた。


銃火器(これから出てくる含めて)は基本作者の好みです。

所々ゲームネタ、特撮ネタ等入っていきます。

何故浩輝は達之と呼んでいるか?、仮面ライダー龍騎と同じです。

浩輝の服装は、ホットライン・マイアミの主人公ぽくしています。

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