概要
神聖なる山・ゼラールを中心として南に位置する魔術大国。国旗には四大元素を模した4つの紋章が配置されている。
長は聖者モノ。首都はフェムトー。
ヴィーガの人々は皆生まれ持ってしての魔力の保有量が多く、そのため魔術師となる者が多い。
聖者モノはかつて偉大な灰色魔術師だったようだが、今ではその魔力は枯渇している。それでも国を導く采配の腕は確かなものである。
他国との友好条約などは一切結んでおらず、不可侵条約によって他国との関係を築いている。それ故に永世中立国であることを宣言している。
ヴィーガは軍を有していないが、国境にはあらゆるトラップが仕掛けられており、無断で近づくことは不可能である。しかし、灰色魔術師や、それに匹敵するレベルに特化した黒魔術師や白魔術師ならばトラップを自力で解除できるらしい。
ヴィーガ人は紫色の髪と青い目が特徴。髪が長ければ長い程、守護神ゼシウスの恩恵を受けられるという風潮が強いため、男女問わず髪を長くするのが一般的。
国土は高い山に囲まれ、豊潤な湖が土地を潤している。
輸出入がほとんどないため食糧などはほとんどが自給で賄っており、農業も漁業も盛んである。そして、ヴィーガゆえの特徴といえばやはり魔術が大きく貢献していることだろう。
世界に四人だけいる『灰色魔術師』のうち一人がヴィーガ出身である。
『南の賢者』と呼ばれる青年で、国の風潮に従い長い髪を持つ。
魔力の保有量で言えば、他の三人より頭一つ飛びぬけている。また、『北の賢者』からはイレギュラーな存在と言われているが、詳細は不明。
守護神ゼシウスは、ヴィーガ神話における最高神にして創世神とされている。
ヴィーガにはそういった神話にまつわる遺跡が多く残されていて、許可を得た考古学者達が調査に立ち入ることがしばしばある。
また、神聖なる山ゼラールはヴィーガ神話におけるもっとも重要な『創始の山』とされ、ヴィーガの人々の中にはゼラールそのものが神であると考える者も少なくない。
あらゆる国と不可侵条約を結んではいるが、その条約を結んだ国の国民であれば正式な手順を踏めば入国できる。ただし、少なからず入場制限をかけられることもあるようだ。




