サナ
白魔術師。女。28歳。
クレハの姉。
誰よりも白魔術に特化しており、その魔力は洋館ひとつ蘇らせる程である。
その分黒魔術はあまり出来ず、簡単な魔術である着火などしか出来ない。
目は黄色っぽい白。髪を後ろでひとつにくくり、それを二つに分けて肩から流している。リボンは白。
ベージュのポンチョのような上着、オレンジのインナー、白いロングスカート。オパールがあしらわれたイヤリングをつけている。
イヤリングは通話機器にもなる。
身長は低めで、それを気にしている。クレハよりも低い。
呑気というか天然というか、とにかく明るい性格。失敗も笑って誤魔化す。
どういうわけか各国の重鎮達と友人関係にあるようで、無駄に顔が広い。
数年前から旅を続けているが、クレハ曰く方向音痴。白魔術が無ければ絶対に野垂れ死んでる、とまで言われた。
世界最高峰の四人の魔術師、灰色魔術師に憧れている。
それはソルティーナ国籍である“アモネ”に会おうとする程である。
未だ四人の誰とも会えていないらしい。四人に会えたら旅は終えるよ、とのことである。
騎士団に入るつもりは無いらしい。
「あたしがサナだよ。で? 何の用なのかな?」
「ちょっ、クレハ酷くない!? あたしだってちゃんと目的地まで行けるって!」
「身長のことは言うなー! 気にしてるんだからー!!」
「あはっ、あははははははっ♪ 失敗しっぱ……ちょっ悪魔召喚するのやめて!?」




