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王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!  作者: こさか りね
本編

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11

そうして、あっという間に月日が()ち、私達は学園へ入学する事になった。


14歳。

これから3年間、この【セントラルオーサム学園】で学ぶのだ。

この学園は貴族が通う学校である。

もちろん、学園では身分の分け(へだ)てなく、皆、平等に接する事を歌っているのだ。


いっぱい、お友達ができるかしら?


期待に胸が膨らむ。


あれからメルティアとは1年に1回のペースで会っていた。

だが、今日からは毎日会える事に心が(おど)る。


メルと一緒のクラスだったらいいな!


そうこうしながら、クラス表の前に着いた。


えーっと、私はBクラスね。

・・・やった!メルも一緒じゃない!!


嬉しくて飛び跳ねたくなるが、ここは公衆の面前だ。

母に鍛えられた、淑女の仮面を(かぶ)り直し、気持ちを落ち着かせる為にウィルフォードは何処のクラスなのかを見る事にしたのだ。


・・・・・Aクラスか。

お隣さんね。


そうしてクラス表を(なが)めていたら、後ろから肩を叩かれたのである。


そして振り向くと、笑顔のメルティアがいたのだ。


思わず抱き付きたくなるところをグッと(こら)えて挨拶をする。


「メル、お久しぶりね。元気そうで何よりだわ。」

「私も、エルの元気な姿を見られて、とても嬉しいわ。

もうクラス表は確認したの?」


そう言ってメルティアは目線を動かしクラス表を見た。


「一通り見たわ!なんと、私達、一緒のクラスなのよ!運命を感じるわね!」

「ふふっ、大げさねぇ。でも、とっても楽しい学園生活になりそう。よろしくね!エル。

・・・あら?

殿下はAクラスなのね。寂しくない?」


「え?全然寂しくないわ!

・・・お隣だし。」


「それもそうね。隣だし、いつでも会えるわよ」


『ふぅっ』危ない危ない。

寂しいフリをしないといけないのよね。


作戦の事はまだ話せる段階ではないし、気を付けないといけないわ。


そうして、その後は一緒に入学式の会場と向かったのだった。


会場に着き、周りを見回すと、みんな期待と不安が入り混じった顔をしている。

そして、(おごそ)かな雰囲気の中、式が始まったのだ。


学園長挨拶・在校生からの言葉と続く。

新入生代表の言葉でウィルフォードが壇上(だんじょう)に上がった。


金色の髪に紫の瞳。スラっとしたスタイルと目鼻立ちの整った王子様に、みんな高揚(こうよう)している様だ。


だがそんな中、私は一人考える。


最近は目も合わせてくれなくなった。

そろそろ、お茶会も無くなるかもしれない。


地味に続けてきた作戦が、(ようや)く花開こうとしている。


・・・ついに時が来たのかしら?


そう考えている内に、ウィルフォードの挨拶は終わっていたのだった。


その後、教室へ戻り、自己紹介をし、教材を貰って終了となったのである。



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