お茶漬けチョコレート事件
事件というほど大げさなものではない上に、ホワイトデーの日のこんなものを書くのはどうかと思いながらも、先日実際にあったことを書いてみよう。
事の始まりは先月のバレンタイン。
その日は平日ということもあって仕事だった。
職場でおすそ分けみたいな感じのチョコをいくつかもらったものの、自分はモテないこともあって本命をもらうことはなかった。
(書いてて少し悲しくなったのは余談かな?)
この後は特に何も起こることなく仕事が終わり、上りの時間になって帰ろうとしたとき、前を歩いていた社長が振り返ってバッグから取り出したものを何も言わずに渡してきた。
それは韓国語に使われるハングル文字で書いてあり、ハングル文字が読めなかったので何かわからなかったが、海苔の写真があったことから韓国海苔だと思っていた。
その出来事から数日が過ぎ、いつものように食事の時間になって白米にふりかけをかけるのだが、そのふりかけが切れてしまい、どうしようかと思った。
そんなときに社長からもらった韓国海苔のことを思い出し、それを見つけて封を開けるとチョコの匂いがしてきた。
変に思いながらも、中に入っていた海苔を2つほど白米に乗せ、お茶漬けにするために熱いお茶をかけたのである。
というのは、高校の修学旅行で韓国に行き、その時に食べた海苔がすごくしょっぱかったことを覚えていたからだ。
そのため、そのしょっぱさを軽くするためにお茶をかけて塩味を薄めて食べようとしたのである。
しかし、実際に食べてみると、そのしょっぱさが全くなかった。
変に思って海苔が入っていた袋を見てみると、その袋の真ん中あたりに「chocolate」と英語で書いてあったのだ。
これを見たとき「うぅわぁ~!!!」と声を出してしまい、声を聞いた親からどうしたかを聞かれ、海苔がチョコだったことを話したら苦笑いしていた。
正しくは、チョコを海苔で巻いたものだったのである。
一瞬どうしようかと思い、親からは捨てるか?と聞かれたが、どこか勿体ないものを感じ、渋々ながらも食べきった。
お茶の熱でチョコが少し(?)溶けたこともあって、変な味がしたのは言うまでもないだろう。
これを職場のパートさんに話したら大笑いされたのは、もう一つの余談かな?