Farewell
いつか現実になる
君も僕もいつか居なくなる
順番は分からない
今の世界では避けられない
いつか現実になる
君も僕もいつか居なくなる
そんな日を想像した
隣に君が居るのに泣きたくなった
揺るがない世界の理なんて知らなくていいよ
変えられない世界で移り変わる日々を二人で愛そうよ
ああ 僕らのFarewell
始まるFarewell
喜びも哀しみも永遠のさよなら
踏み出すFarewell
始まるFarewell
鮮やかに思い出すのは
君と共に歩いた日々だ
いつか現実になる
君も僕もいつか居なくなる
ずっと言い聞かせてた
そんな日なんて来るなと祈りながら
いつか現実になる
君も僕もいつか居なくなる
順番は分からないはずだった
でもどうやら君が先のようだ
選べるならいつまでも君とずっと生きていたいよ
変えられない世界で移り変わる日々を二人で愛し抜こうよ
ああ 僕らのFarewell
始まるFarewell
おはようもおやすみも永遠のさよなら
見送るFarewell
始まるFarewell
今はもうしばらく
温かいこの手を握らせて
何年も時間が経ってから
あの頃はこうだったね、とか
君の写真でも眺めながら
懐かしむ未来なんて御免だ
僕は生き続ける
君は思い出になる
目を閉じれば数えきれないほど
日々が時間が溢れる
ああ 僕らのFarewell
始まるFarewell
愛しさと幸せを永遠にありがとう
始まるFarewell
始まるFarewell
今どうしようもなく
君と生きていたいんだ
※farewell→別れ、別れの言葉、さようなら
「いつまでもお母さん生きてるわけじゃないんだから(片付けとかしっかりやりなさいよ)」なんて言い回しを小さい頃よく聞いていて、やだーそんなこと言わないでとか定期的にこっそり隠れて泣いていた記憶をふと思い出したり、最近仕事柄身体を動かすことが多い父が珍しく足を痛めた姿を見て時の流れを感じたこととかをふと思い出したりしてたらこういう一作が出来ました。(※2021年現在両親存命です)
家族とか恋人とか、シチュエーションとかあんまり限定せずに、どんな間柄にでも言えるような別れの直前を書いています。それ故にちょくちょく打ちながら込み上げてくるものもあったり。
farewellはもともとTOEICでよく見かけていた単語で、「farewell party(送別会)」など、単体で使うよりfarewellホニャララの形で見かける機会が多かったんですが、単体では別れの概念みたいなものを感じる意味合いだったので単体でタイトルに。というかたまにえいじゅく!が爆誕してるんですが微笑ましく見守っていただけると幸いです