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キャラメイクと説明

なかなか難しいけどこれからも頑張ります笑

ーシュオォォォオンー


真っ白な空間に足元からゆっくりと電子的な光を発しながら体が実体化していく


「…ここは…?あ、あれか、キャラメイクゾーンだっけ」


設定ボタンはどこだろうと辺りを見渡す


「あれか」


ちょうど振り向いたところにステータス画面や最初に選べる職種が並んでいた


なるほど…なかなかこった造りである


「えーと、まずは武器選択かな?……どうしよ」


このゲームはおそらくこの武器選択とステータス値の設定で楽しみ方が全然違ってくるはず…


しかも俺の場合は授業だ、所詮ゲームという適当な設定ではクラスのやつらに置いていかれてしまうため気合を入れて設定しなければならない


ちなみに武器は大剣、双剣、太刀、片手剣、盾、杖、槍、ハンマーの8種類と豊富であり、それぞれにそれぞれの特徴がある


例えば大剣は一撃の攻撃力は高いが、移動が遅く、隙が多い

反対に双剣は1回の攻撃力は低いが、武器が軽く移動しやすいため、連撃や回避に優れている


「うーむ…」


悩むこと10分、そろそろ決めて集合しないとやばい


「これにするか!」


そう言い太刀を選択する

やはり今までモ○ハンを前作プレイしてきた俺にとっては、1番愛用していたこの武器を選択するのが妥当だろう


「えーと…太刀だからステータス値は…」


正直よくわからん


体験やハンマーなら攻撃力に、杖なら魔力に多く振り分けるのが道理というのは分かるが太刀はほんとによく分からない。だからもう勘に任せるしかない


「うーん、まぁとりあえず攻撃は当たりたくないからスピードに結構振って、あとはまぁ適当にっと」


よし、じゃあこれでひとまずは完了っと



そうして完了のボタンを押すとあたりが光に包まれ、ワープする



ーシュオォォォオンー


「あ、やっと来たか夜雲、遅刻だぞー」


始まりの広場に転移すると、担任の田中先生に声をかけられる

ほかのクラスメイトはもう集合しているようだ


「…すみません」


そそくさと集団の後方へ移動する


「…まじあいつカスの分際で人待たせといてそんだけかよ」


「さすがゴ三月」


「ははっ間違いないな笑」



聞こえてますけど、


この嫌われ用はさすがにひどい

前なんか下駄箱に納豆は入ってたし

昨日なんか登校したら花瓶と写真が置いてあってご愁傷様ですって書かれていたことがあった…


(はぁ…)


誰にも聞こえないよう心の中でため息をつく


(マジこれやっていけんのかな…)


三月はこの先の活動に不安を感じた


「はーい!じゃあそろそろ説明を開始します。」


そう言って広場の噴水の前にあった台の上へと上っていくのはおそらく文部科学省が派遣した人材だろう


文部科学省というタスキを肩からかけている


…恐ろしくダサい


「まず、このゲームを皆さんにプレイしていただく目的についてです。皆さんにはこのGrand Ambitionをクラス一丸となって攻略していくことで、協調性や自主的活動能力、観察力などの力を高めて言ってほいしいと思います。また、このゲームはご存知の通り全国で発売されているものなのでクラスメイト以外との交流も全然おうけいです。むしろじゃんじゃん行って社交性も鍛えていって下さい。あ、ちなみにこのゲームの内容は皆さん当然把握してますよね、?」


そう問いかけられた途端、クラスの八割が顔を背ける

もちろん、俺もだ


「……あのですね、このゲームはここ、東国│紫陽花アジサイを含めた4つの国が領土を巡り合って戦い、自分たちの領土をより大きくする、というものです。また、あなた達は実験対象のため同じ国からスタートですが、本来は自分が拠点とする都市はランダムのためほかの3つの都市にもここと同じ数だけのプレイヤーがいます。しかし何もずっとこの国にとどまらなければならない訳ではありません。各プレイヤー1回に限り、他の国へ亡命という形で拠点を移すことが認められていますので、その辺はどうぞご自由に。」


なるほどな、この国でずっと戦わなければいけない訳では無いのか

それなら他の国へ行くのも悪くは無いかもしれないな


「次に、皆さんの成績評価基準です。主にプレイをしている上での社交性やモンスター討伐数、サポート数、また所属している国の領土の大きさなどを評価対象とします。また、不定期で開催されるイベントでの順位も評価に大きく関わっていくのでみなさん頑張ってください。要は実力主義です。くれぐれも規約違反などにはお気をつけください。では、質問はありますか?」


「はーい」


そう言い手を上げたのはクラスで結構な上位カーストであり1、2を争う美少女である

真田理沙(さなだりさ)

こいつはギャルっぽいくせにめちゃめちゃ周りには性格よく振舞ってて読モもやるほど容姿端麗なため男子にはとても人気である

簡潔にいえば、The 陽キャだ


「このゲームのキャラメイクって顔は本人をベースに作られてるから出来なかったんですけどー、髪とか目の色って変えれましたよね?あれって変えてもいいんですか??」


そう、このゲームはもともと実験用として作られていたものが製品化して発売されたため、見分けがつかなくなる顔の変更はできないようになっている。そのため、ブサイクがせめてゲームでは…ということにはならないため少し悲しい


「あ、それは全然いいですよ。メイクとかもありますので、普段学校ではできないことを楽しんでくださいね」


まじ?やったー!と前の方で叫んでいる

その瞬間、陽キャたちの髪色がそれぞれの地毛の色から各々が染めたい色へと変化した


いや行動力高すぎだろ

小さくツッコミを入れる

でも俺も後でやってみよ

実はシルバーとか似合ったりして…


そんな他愛もない妄想をしているとまた手が上がる


「どうかしましたか?日賀くん」


ついさっき赤色になった髪を揺らしながら質問をする


「このゲームってPK可能って裏パケに書いてあったんすけど、それはやっても成績下がんないんすか?」


「もちろん、プレイヤー同士の戦いがこのゲームのう醍醐味なのでもちろん下がりはしませんよ」


「じゃあ同じ国同士でってのは?」


「それも問題ありません」


そう言うと日賀は不振な笑みを浮かべた


「他に質問はないですか?では解散!あ、プレイ時間に制限はないけど、やりすぎることの無いよう注意して下さいね~、良いゲームライフを!」


文部科学省のたすきの女はそう言うと電子的な光に包まれ消えていく


「よっしゃ!武器屋とか言ってみようぜ!」


「服屋とかってあるのかな?」


「ちょフレンドなろーや」


「おまえ武器何にした?俺大剣にしたんだけど」


「え!ステータス攻撃力に極振り?バカじゃんww」


各自がゲームの情報を交換したり、街の探索をしようとマップを開く


俺も武器屋いってみよーかな

そういいメニュー画面を開きマップを表示しようとしたその時、


「ちょっとみんな、このゲームイベントに参加するにはギルドを作らないといけないみたいだから私達2ーAで作らない?」


そう言ったのはこのクラスの学級委員である

川本真衣かわもとまいだった

皆さんコロナに気をつけて!

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