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あなたがいてくれるから、私は生きようと思うのです

作者: 有馬れい

大切な誰かを思い浮かべながら読んで頂ければ幸いです。

 あなたが働いてくれるから、私は生きていけるのです。あなたが頑張っているから、私も頑張ろうと思えるのです。あなたが笑ってくれるから、私も楽しくいられるのです。あなたが励ましてくれるから、私は夢を追いかけることができるのです。あなたが支えてくれるから、私は病と闘うことができるのです。あなたが色々な所に連れて行ってくれるから、私は色々な世界を見ることができるのです。


 あなたが私にくれたもの、与えてくれたものは数えきれません。それなのにどうでしょう。私はあなたに何も与えてあげられない。何も恩返しができない。私はあなたに言いましたね。でも、あなたは何もいらないと言いました。私の病が治ることが一番嬉しいことなのだと。私は、何度かあなたの前で死にたいと口にしました。その度にあなたはとても怒りましたね。あなたが怒るから口には出さなかったけれど、私が死にたいと思った回数は数えきれない程あるのです。どうやったら死ねるか、何度考えたことでしょう。しかし、それを実行したことは一度もありません。あなたがいるから踏みとどまることができました。あなたが悲しむ顔を見るのは嫌だったからです。私は、本当は生きたい。生きてあなたに恩返しがしたい。いつの日か夢を叶えて、あなたが涙するぐらい喜ばせてあげたいのです。


 私の生きる希望は、あなたです。あなたがいてくれるから、私は生きようと思うのです。あなたと何度も泣きながら想いをぶつけ合いました。あなたの言葉はいつも私を救ってくれる。


 何度だって言いたい。あなたがいてくれるから、私は生きようと思うのです。


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