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ラノベ的主人公のようにはいかない件  作者: エンドウ カイ
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プロローグ

初投稿です。更新は不定期です。自分なりに楽しく書いていきたいと思います。

 中学校卒業式を終え4月から高校生となる俺、松川大和まつかわやまとは思った。


 「彼女が欲しい!!」


 男子高校生ともなれば誰しもが思うことだろう。

 制服で放課後デートしたり、休日にショッピングに行ったり等々。

 妄想ばかり膨らむばかりですよ!!


 でも、実際付き合ったらどんな感じに付き合えばいいか分からん。

 そもそもコミュ障で友達のいない俺には厳しすぎるんだよ。

 分から話せにいけないし無意識に話しかけるなオーラがでてるみたいだし・・・

 こんな現状で他から見たら「友達もいないくせに彼女なんて出来るわけないだろ」というのがごもっともな考えです。

 一切反論できないっす。


 趣味なんてラノベを読んだりアニメを見たりくらい。いわゆるオタクってやつだ。

 だからラノベを読んだりアニメを見ていると俺は思うのだ。


 「主人公うらやましすぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!」


 主人公の周りには女の子がたくさんいるし、高確率で女の子は主人公のことが好きのパターンだし。     

 「主人公みたいな環境にならないかな~」なんていつも思ってますよ。

 

 こんなことを考えながら中学校生活は何事もなく終わった・・・・


 これはもうあれだ!ラノベ的に高校で友達作ってあわよくば彼女ゲットのパターンだろこれ。

 そもそも高校は新しい出会いがあるっていうじゃん。

 だって高校はいろいろなところから集まるから一からの関係が作れる!!

 ぼっちな俺とはサヨナラだ!!!


 こう考えたら高校生活が楽しみになってきた。

 本を読むか寝てるふりだけの学校生活はもうサヨナラだ。


 リアルの生活が充実している人間のこと。そうです。あれです。



 『リア充』


  

 こうなったらさぞかし幸せなんだろうなぁ~。

 

 いかんいかんまたいつもの妄想をしてしまった。

 とにかく夢がたくさん待っている高校生活が始まる。

 俺は希望を胸にいざ出陣する。


 「リア充に!!!おれはなるっ!!!!!」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 


 

 

 




 


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