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遠い過去のtwoガク記!  作者: 間内りおん
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君の名はなあに?

懐かしい電車。私はこれに乗って

「通学」していました。

今日は少し時間をずらして乗ってみた。


朝、ホームに立って奴が来るのを待つ。

つま先をトントンしながら、今か今かと待つ。


そしてやって来たのが、

オレンジ色のボディー、

可愛いみかん柄がとっても目立つ電車だった。


電車の中は、外のお祭り騒ぎなデザインと

うってかわり、相変わらずのブルーのシートに

行き先を示す電光掲示板。

言わせてもらえば「質素な造り」だ。


そして、この電車は

特別みかんの香りがするだとか、

みかんが積んであるのだとか、

そういうのは一切ない、ただの普通の電車なのだ。

そう、ただの普通の電車。


電車に乗る人は皆《何故、みかん鉄道なのか?》

…など、気にしないのだ。


もしかしたら、運転手だって

その名の意味を知らないまま、

運転をさせられてるのかもしれない。


私の隣のシートで偉そうに足を

組んで座っている女性。

彼女だって、何故《みかん鉄道》なのか、

知るよしもない筈だ。


もちろん私も知らない。

でも、いつかその名前の意味を

知ることがあるなら…。


隣の彼女はしばらくして

足を組み直した後に、

うとうとして眠ってしまった。


目的地はまだらしい。


私の旅は続く。


いまだに《みかん鉄道》の名前は

知り得ていません。でも、思い出があるから

今更、名前なんていいです。

ほとんどノンフィクションですが、

電車の名前は変えてます。

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