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彼は何故その部に入部することにしたのか? Ⅴ

やっと一段落した回です。

予測がつきやすかったと思われますが……

前回の思考の続きみたいな感じなのでもしかしたらⅣ見直していただかなければならなくなるかもしれません。

ならば結局どこの部活に入ればいいのか?

 知りたいのなら、実際に入ってみるしかない。

 それが、俺が最終的に出した答えだ。

 そろそろ全員が部活に入らなくてはならない頃だ。今ポスターを大々的に張り出しているのは人数が少なかったり廃部の危機にあるような部活ばかり。文化部がどうしても目立つ。

 そのなかで、どう考えてもこれは運動部だろうという名前の張り紙が大きく出ていた。

『行動部』――――部員に入ってほしく、かつ運動部であるという条件をちゃんと満たしている。見学などしていたら決意が揺らいでしまうかも知れない。話だけ聞きに行こうと、張り紙の下に足されている部長の名前とクラスを確認する。高1の4組。横に副部長の名前が示されてあったが、その名前は無視し、一回クラスに戻って入部届けをすべて書き込んでから高1のいる4号棟へ向かった。


「君が呉澤?」

 これが、最初の言葉。

 君がってなんだ。まるで俺を知っていたかのように。

「はい、呉澤です。行動部について気になったので話を伺いに参りました」

「あーあー、いーよそんな堅苦しく話さなくて――――」運動部のくせに。「――――オレは部長の釣宮。行動部について知りたいんだよな?」

「はい」

 短く済ますけどな、と前置きしたあと、運動部について話し始めた。

「つい最近まで同好会だったんだけど、一昨年部活に昇格した。現在の部員数は36人、君が入ったら37人だ。ついさっき中2が入った。もしかしたら性格的に折が合わないこともあるだろうが仲良くやってくれ。アットホームがうちの部活のモットーだからな。活動内容はいろいろだ。以上」

 は?

 それだけ、ですか。

 だがとりあえず、届けを提出する。なんにしろ俺がもう行動部に入ることは確定しているのだし、俺が入部届けを持っていることは一目瞭然。それなのに出さないというのは無礼にもほどがあるだろう。

 それにおれは悟ったではないか――知りたいのなら、実際に入ってみるしかない。

「お願いします」

 迷わず届けを提出した――その瞬間。

「「「「おめでとうございまーす! わが行動部へようこそー!」」」」

 釣宮先輩のほかに、教室から3人が顔を覗かせた。

 なるほどずいぶんと緩い部活だな、と顔を確認する。あと残り35人を覚えなくてはならないのだ。三人くらい、今この場で覚えておきたい。

 右から順番に顔を確認していく。

 ショートカットの男子。ロン毛の男子。ロングストレートプラスリボンの少女。

 小並と千並と閑野先輩が、そこにいた。

「ええええええええええええええええええええ!?」

「驚くなよ彗斗。俺はお前が入ってくれるって信じてたぜ」

「いやいやいやいやいやいやいやああああぁぁぁぁ! ついさっき入った中2ってお前らのことか! 帰宅部って言ってたじゃん!」

「気づくのが遅いねぇすいくん……? 方程式で言うと、帰宅部=行動部なんだよ。そうしないとこの二人はともかくあたしがここにいる意味が分かんないでしょー?」

「なんですか! 待ち伏せしてたんですか!」

「ちなみんとこなみんが、すいくんが運動部を狙ってるって教えてくれたからねー」

 二人をにらみつけるが、目をそらされる。

「ポスターに行動部って書いて貼っただけ。副部長の所見えなかった? 雪長遥……ってちゃんと書いといたんだけどな? 二人の苗字とあたしの名前を合わせただけの簡単な名前だったんだけど、すいくんは気付かなかったみたいだね?」

 少しいらっときたが的を射ているため何も言い返せない。

「じゃ、じゃあっ……! 返してください入部届け! 書き直します! 今すぐ! どこか違うところに!」

「残念だけど呉澤。返すわけにはいかないな。君はもう既に我が部の大切な一員だ」

 ふざけるなよ、と心の中で悪態をつくが、上級生にそんなことを言えるはずもなく。

「……いいでしょうわかりました。今は入ります――――でもいつか! 絶対にやめて違うところに入りますから!」

 やめることを宣言しながらの入部。それは宣戦布告に相違なく、今までこんなことをいった奴はいなかっただろう。だが、釣宮先輩は笑いながら俺の言葉に返した。

「ははは……! いいだろう、やってみろ。いずれ、お前は絶対に行動部を離れられなくなる」

「望むところってやつだよ、すいくん」

 ……ほんとにもう、やめてくれ……!


 かくして俺は行動部=帰宅部に入ることなってしまった。

 一番入りたくないと思っていた部活に。

 でもまだこれは、プロローグでしかなくて。

 だからまだ俺には、この物語を終わらせることはできない。

やっと入った―――――――――――!!おめでとう彗斗!お母さんは君を心から応援しているよ←

少し間が空いてしまいましたがようやくの更新です。

相変わらずぐだぐだとしていて場の状況がよくわからない文章ですが、目を通していただければ……!

次はサブタイトルが変わっての更新となるかと思います。

またしばらく間が空いてしまうかもしれません。謝りません。いや!嘘!石投げないでごめんなさいごめんなさいごめんなさいいいいいぃぃ!?

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