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第十四話 純白の翼

訓練場に着くと、すでにラミアさん、ススム、ライト、ツバサ、エルサさんが訓練場でそれぞれ訓練をしていた。

「おはよう!」

藁人形と格闘していたラミアさんが最初に俺たちに気がついて声をかけてきた。

「「おはようございます。」」

「おはよーう。」

俺とテリー、スグハが挨拶を返した。

「遅かったな。」

ライトが俺たちに声をかけてきた。

「ああ、ちょっと話をな。」

俺がテリーに目配せしながら言った。

ライトはエルサさんと木刀で試合形式で訓練をしていて、俺たちがきたことにも気づかないほど、集中しているようだった。

ツバサは一昨日よりも一回り大きい岩で腕力を鍛えていた。

俺たちの近くまで走ってきたススムだけは何か勘付いたような表情をしながら頷いた。


俺たちはこのあと、小一時間ほど訓練をした後、村の唯一の入り口まで向かった。

村の入り口は物見櫓のようになっていて、門の内側の階段から、櫓の上に上がれるようになっていた。

「それじゃあ、今日は私、新入り4人、テリー…エルサ…、で担当を振り分けよう。」

キラキラした視線を送るエルサさんに見つめられながらラミアさんが言った。

「上3人、下4人だな。」

スグハは俺とセットで1人と数えられているようだ。

「私はライトと一緒ならどこでも。」

「…。」

ライトはもう慣れてしまったのか、何も言い返さなかった。

「じゃあ、じゃんけんで決めよう。」

テリーが拳を握りながら言った。

「じゃんけん?」

この世界にもじゃんけんがあるのか。

と、驚いて思わず言ってしまったのだが、ラミアさんには俺たちがじゃんけんを知らないのだと解釈したようだった。

ラミアさんは非常に丁寧にじゃんけんのルールを教えてくれた。

ルールは転生前の世界と全く同じだった。

驚いたことに。

そしてライトがそれをあたかも自分が派生させたかのようにして、グー、パーで分かれる、というやり方を提案した。


「それじゃあ改めて、じゃーんけん!」

ラミアさんが拳を握りながら言った。

「「「「「「ぽん!!」」」」」」

俺、パー。

ライト、グー。

ススム、グー。

ツバサ、パー。

エルサさん、パー。

ラミアさん、パー。

テリー、グー。

「お、綺麗に別れたな?パーが上かな?」

俺が言うと、案の定エルサさんがぐずった。

「ライトとがいいですぅ。誰かグーの人私と代わってぇ。」

「…。」

結局、テリーがエルサさんと交代して、テリーが上、エルサさんは下の警備にあたることになった。

俺たちは門の階段を登って、門の屋上(?)へ行った。


上から見れる景色はいい眺めでもなんでもなかった。

ただただ、鬱蒼と茂る木々が見れるだけだった。

門の上は村をぐるりと囲うように設置されている塀の上と繋がっていて、村の周りを360度死角なしだった。

「門の前はエルサたちが警備しているし、私たちは村の西側を重点的に見張っておこう。」

ラミアさんが言うと、俺たちは頷いて西側に移動した。

村がなかなか大きいため、西側に移動するのに少し時間がかかる。


「今日で研修期間は終わるけど、みんなはこれからどうするんだ?」

テリーが歩きながら俺たちに聞いた。

「選択肢は何があるんだ?」

俺が聞くと、今度はラミアさんが答えてくれた。

「4人はとりあえず、この村に奉仕してもらうのが前提だ。選択肢としては、引き続き村の自警団で働くか、ギルドの依頼をこなして報酬の1割を村に収めるか、だな。後は村の中で働くか。選択肢は他にもあるがな。大体はこんなもんだ。」

ふむ…。

俺はどうしようかな。

村の外を自由に見て回れるのは冒険者ギルドで冒険者として働く方だな。

「僕は魔法か、錬金術を研究したいなあ。」

ツバサはのんびりと言った。

「錬金術?どうしてだ?」

俺が聞くと、ツバサはいつも通りのんびりとした様子で尻尾を揺らしながら答えた。

「僕はもともと錬金術とか魔法に興味があったしね。確かベルナの町に、錬金屋のバイト募集みたいのがあったから、そこで学びながらお金を収めればいいんじゃないかなあ?」

「そうか。」

ラミアさんは頷いて言った。

少し寂しそうな顔をしていたように見えたのは、きっと気のせいじゃない。

「ナオはどうするんだ?」

テリーが聞いた。

俺は少し唸って言った。

「俺もギルドで冒険者として働こうかな。」

テリーが少し意外そうに言った。

「ナオはてっきり自警団に残るかと思ったが。」

「俺は女神様から受け取った称号の役割についても、調べていかなくちゃならないからな。」

「ああ。君はなおほびの称号を授かっているんだっけな。」

ラミアさんが先頭を歩きながら言った。

俺は頷いた。

「私は実はエルフと精霊(カチーナ)のハーフで、君と同じように特別な称号を持っているんだ。私と君は似ているかもな。」

唐突にラミアさんが歩みを止めて言った。

「え?」

テリーが目を見開いて声を漏らした。

「ラミア?急にどうしたの?」

スグハが神妙な顔持ちになったラミアさんに言った。

「少し、君のもつ、なおほびの称号を私のもつ称号と重ねてしまってな。」

「ラミアの称号?」

テリーは初耳だと言う風に言った。

「ああ。重い話じゃないから、老婆の昔話程度に聞いてくれないか。」

俺たちは頷いて、ラミアさんに先を促した。


〜・〜・〜 〜・〜・〜


私はエルフの父親と翼のカチーナの母親の間に生まれたんだ。

当然、2人は契約で結ばれていたんだ。

でもいつからか、契約以上の恋愛感情が2人の間に生まれたらしい。

当時、世界では戦争が勃発していたんだ。

私も同族が他種族に殺される様を何度も目にしてきた。

地下に住む闇の種族と地上に住む光の種族同士の争いだったんだ。

私たちエルフはダークエルフと呼ばれる種族と争い、人間は魔族と争っていた。

そして、村でも特に優秀だった私の父親がその戦争に駆り出されるとなった1週間前。

2人は一線を超えたそうだ。

そんなことが許されていいはずもなく、父と母の契約は強制的に破棄され、父はその争いで村を出ていくことは決まっていたため、そのまま追放。

母は村から追い出された。

そして、運よく教会に辿り着き、私を出産したそうだ。

生まれた時、私は母譲りの純白の羽に包まれていたそうだ。

そこからラミアと名付けられたそうだ。

母はカチーナだったから、新たな生命を生み出す反動に耐えきれなかったのか、私を産んですぐに亡くなったそうだ。

それから私は教会で育てられて、10歳になった時に、このことを知らされてな。

私は驚き戸惑ったが、それよりももっと驚くべきことを知らされたこともあって、それがどうこうということはなかったのだがな。

その教会は称号神を信仰する教会で、私の称号も教えてもらったんだ。

その称号の名前は…


〜・〜・〜 〜・〜・〜


「名前は…?」

ツバサが生唾を飲んで言った。


導きの翼


「導きの…翼…?」

ツバサがオウム返しした。

「ああ。教会の神官も初めて聞く称号だと言っていた。ヒョウに、長老に会うまで、私はこの称号の役割を知らなかったんだ。」

「どう言うことだ?」

「長老はドラゴンスレイヤーと龍の英傑(ドラゴンヒーロー)の称号を持っているんだ。私の称号と共鳴して、私の称号は彼を魔物の王(ドラゴンロード)の元へ導く役割を担っているんだと、わかったんだ。」

俺たちはすっかりラミアさんの話に聞き入っていた。

「だが、役割を全うした称号は消滅するのだが、私の『導きの翼』は長老を魔物の王の元へ導いた後も、持ったままなんだ。」

いつの間にか村の西側に辿りついていた。

「と言うことは…。」

ツバサがつぶやく。

「ああ。まだ私には残された役割…使命があるのだろう。今度は一体、誰をどこへ導くと言うのだ…。」

ラミアさんが憂いを帯びた目で眼下の草木を見下ろして言った。

「きっと君も、今の私と同じような状況なんだろう。自分の役割がわからない。だがきっとわかる時が来るはずだ。以前の私のように。」


その後、しばらく俺たちは周囲を見渡しながら雑談をしていた。

たまにゴブリンが近づくことがあったが、俺たちの姿を見ると、すぐに引き返していった。

日が真上に昇ってきたところで、ラミアさんが昼飯だと言って、俺たちに携帯用の黒パンを渡してくれた。

「そうだ。この警備が終わったら、俺とスグハとナオはベルナの町の商人ギルドへ行くから。」

黒パンをもそもそ食べながら、テリーが言った。

「そうか。だが、村の警備は日が沈むまであるから、明日に行けばいいんじゃないか?」

ラミアさんは頷いて了承した。

「なんでだ?」

ツバサが黒パンを卵ソースだかなんだかに浸して食べていた。

どうやら昨日ベルナの町の調味料屋で買ったらしい。

「ああ、女神様にたどり着く手がかりがあるかもしれないんだ。俺の称号についても色々聞き出さないといけないしな。」

「それなら僕もついていっていい?」

ツバサが言った。

「いいぞ。確かツバサは交渉術ってのをとってたよな?うまくやれば商人ギルドで儲けられるんじゃないか?」

俺が言うと、ツバサは首を横に振って言った。

「興味ないね。どのみち僕は錬金術か魔法を極めるつもりだから。」

「ははっ。ツバサらしいな。」

俺は思わず笑って言った。

「そういえば、昼間しか自警団は活動していないようだけど、夜は安全なのか?」

ツバサが言った。

確かに考えてみれば、ずっと昼間の警備しかしてこなかった気がする。

「ああ。夜には光魔法の『聖域(サンクチュアリ)』で村全体を覆うからな。村にいるカチーナたちが張ってくれるんだ。」

ラミアさんが答えてくれた。

「『聖域』は周囲からこの村を認識されなくして、夜中に襲撃されないようにしているんだ。だから下手して遅くまで外出していると村に入れなくなることもあるからな。まあ4人はすでにこの村の一員になっているし、道さえ覚えてれば辿りつけると思うぞ。」

テリーがちょっと怖い話も交えながら言った。

「気をつけよう…。」


その後も俺たちは村の周辺を見渡して、業務を全うした。

ただ、特に魔物が積極的に近づいてきたりとか、奴隷狩りが襲ってきたりとかはなかったので、非常に安全かつ楽なお仕事だった。

門の下に降りると、ススムが気まずそうにライトとエルサさんの方を見ていた。

ライトとエルサさんは2人で何やら話しているご様子だった。

「よ。ススム、お疲れ。」

俺が声をかけると、ススムはため息をついて、

「お疲れ。」

と言った。

「だいぶ疲れてるな。」

「そりゃねえ。あの2人、なんだか朝から様子がおかしかったけど。今はもっとひどい気がする。」

「ライトが惚れ薬でも盛られたのか?」

「んー、どうだろ。エルサさん、普通に美人だし、ライトも話してるうちに好きになったとか?」

ツバサが最もありがちなことを言った。

いや、たった1日で急接近しすぎじゃない?

ライトとエルサさんはニコニコと笑いながら、何か話している。

エルサさんは頬を少し赤らめたりなんかして。

2人とも美男美女だし、綺麗な夕日も相まってものすごくいい画になっている。

「……。それにしても、エルサがまさか人間、それも猿耳族を好きになるなんてな。」

ラミアさんが感慨深そうに頷きながら言った。


「そんなこんなで、今日で自警団の業務、というか研修は終わったのだが、改めて4人には聞こう。」

訓練場に集まった俺たち4人に向かって、ラミアさんが言った。

「このまま自警団に残るか、それともこの村の外で働き、収入を税としてこの村に収めるか。どちらでも私たちは構わない。だが、覚えておいてほしい。君たちはもうこの村の住人だ。そして我々は君たちの仲間だ。何かあれば、すぐにでも私たちを頼ってくれていい。」

最後の一言にはラミアさんたちの本心がそのまま映し出されたようで、とてもグッときた。

「返事は明後日までだ。それまで、君たちは自由に行動してくれて構わない。君たちは長老に認められ、この村の一員となったのだ。もう監視はしない。あの家は引き続き自由に使ってくれて構わない、とのことだ。」

「「「「ありがとうございます!」」」」

俺たち4人の声が重なる。

ラミアさんたちは満足そうに頷くと、言った。

「今日はこれにて、解散!」


帰宅後。

俺たちはリビングのテーブルに集まっていた。

「さて。」

ライトが重々しく切り出した。

そしてテーブルの上に自分のギルドカードを置いた。

隣に座っているエルサさんもそれに倣い、自分のギルドカードを置いた。

「すっかり忘れていたが、パーティーを組もう。」

俺たちもギルドカードをテーブルの上に置いた。

「そういえば、ギルドに会員登録したんだっけな。」

「それじゃあ、誰が、パーティーのリーダーになる?」

ツバサが言った。

リーダーは主に依頼の受注や、トラブルが起きた時の対処にあたるらしい。

パーティーが大きくなると、たまに貴族の舞踏会やお茶会などに招待されることもあるらしいので、それの対応などがあるが、この中では誰かしら自警団に残るだろうから、そこまで大きくはならないだろうと思う。

全員、ゴブリン退治に行くぞー!おー!みたいな雰囲気だったら、積極的にパーティーの名前を売ろうかとも考えるのだが、うちのメンバーは異世界にきて浮かれるような奴らじゃないので、そこまで考えない。

「自警団じゃなく、ギルドの依頼で金を稼ぐやつがなるべきだよな?」

俺が言うと、ライトが頷いて言った。

「じゃあ、誰かギルドで依頼をこなそうと考えてる奴はいるか?」

俺はパッと手を挙げた。

他のみんなは手を挙げない。

「あれ?俺だけか?」

俺が手をそろそろと下ろすと、スグハが言った。

「あたしはもちろん、ナオと一緒に行動するわ。」

「ああ。お願いするよ。」

俺は頷いて、肩の上に乗ったスグハの頭を撫でてやる。

「僕はギルドの依頼をするわけじゃないけど、ベルナの町にある錬金屋さんで働いて、錬金術を学ぼうと思ってるんだ。」

ツバサが言った。

「ススムは?」

俺が聞くと、ススムはうーんと少し唸ってから、言った。

「僕は鍛治師に弟子入りしようかな、と思ってるんだ。」

「鍛治師?」

「そう。細工とかのスキルも持っているし、何より、やってみたかったんだよね。」

「なるほどな。ツバサと同じような感じか。」

「でも弟子入りの場合はお金とかもらえないんじゃないかな?」

ツバサがうーんと唸りながら言った。

「それだったら、夜に門の警備をして、昼間に鍛治の勉強をすればいいんじゃないですか?」

エルサさんがすすすっとライトによりながら言った。

「え?でもそれだとススムの体がもたなくないか?」

「大丈夫だよ。ドワーフってそんなに眠らなくても大丈夫な種族なんだ。」

ススムが言った。

「もともとドワーフは地中で生活している種族だしね。」

ツバサが納得したように頷いた。

「じゃあ、ライトはどうするんだ?」

俺が聞くと、ライトが口を開く前にエルサさんが言った。

「ライトは私と一緒に自警団で働くんですよ。」

エルサさんはやけに「私と一緒に」を強調して言った。

「そうなのか。」

ツバサがライトに聞いた。

「ああ。俺はここで自警団のみんなとこの村を守るぜ。」

ライトが親指を立てながら答えた。

「そっかあ。じゃあ、わざわざパーティー組む必要なくないか?全員別々の仕事をするわけだし。」

「いや、でもたまにダンジョン氾濫てのが起きるらしくて、それの氾濫を食い止めれば高額の報酬が手に入るらしいぞ。それの参加条件が5人以上のパーティーであることが条件なんだって。」

ツバサがステータスのヘルプを見ながら言った。

「なるほどな。急拵えのパーティーはダメらしいし、氾濫はいつどこで起こるかわからないから、常にパーティーは組んでおこうってわけか。」

ライトもヘルプを見ながら言った。

「そゆことそゆこと。そうと決まれば、ナオがこのパーティーのリーダーで、パーティー名は…どうする?」

ツバサが言った。

「じゃあ、それぞれの名前の頭文字からとるか?エルサは入るんだよな?」

ライトはエルサさんに聞いた。

エルサさんは頷いて、

「自警団のパーティーから抜けたので、ライトたちのパーティーに参加させてもらいます。」

と言った。

左様ですか。

「そういえば、スグハはギルドカードは持ってないのか?人化できるんでしょ?」

俺がスグハに尋ねると、スグハは

「持ってるわよ。」

と言って、右手を前に差し出して、何やら呪文を唱え始めた。

呪文詠唱を省略しているのか、すぐに呪文を結んだ。

移動魔法ドロウ

そして何かをめくるような仕草(ドローするような動作)をした。

すると、スグハの右手には少し薄汚れたギルドカードが握られていた。

そしてテーブルの上に自信満々に置いた。


ギルドネーム スグハ

ギルドランク 258

適正クエスト 護衛 討伐


スグハのギルドカードは俺たちのギルドカードよりもしっかりとしていて、そもそも素材から違うように見えた。

俺たちのカードがただの厚紙なのに対して、スグハのカードは金色に輝いていた。

チャドさんのカードも金色に輝いていたし、ギルドランクが高ければカードの見た目が変わるのだろうか。

エルサさんのカードは俺たちと同じで厚紙に情報が刻まれていた。

エルサさんはあまり町に行かなかったらしいし、そのせいでランクが上がらなかったんだろう。

エルサさんのランクは3で俺たちもすぐに追いつきそうだ。

「それで、パーティー名だけど…ラスナ・エツスにするか?」

ライトが大真面目な顔をして言った。

それが妙にツボって俺たちは笑い転げていた。

「それ、本当に俺たちの頭文字とっただけじゃんw」

俺が言うと、ライトがヘルプをめくりながら言った。

「一応、この国の隣にある、ラファバンって国で似た言葉があるぞ。」

「なんて意味だ?」


大量の塵


俺たちは再び笑い転げた。

「却下却下w」

「意味が嫌すぎるw」

「それじゃあ俺らいろんな種族がいるし、単純に“多種族パーティー“でいいんじゃないか?」

俺が提案すると、ツバサが頷いて言った。

「そうだね。単純でいいんじゃない?」

「なんの捻りもないなwでもいいんじゃないか?」

ススムは何も言わずにただいつも通り頷いた。

エルサさんもライトがいいと言うなら、と言う風にこくこく頷いた。

特に反対の意見もなさそうだし、パーティー名は「多種族パーティー」に決定した。

すると、全員のギルドカードが銀色に光始めた。

そして光が収まると、ギルドカードの裏面には、パーティー名の欄に「多種族パーティー」と刻まれ、俺たちパーティーメンバーの名前が刻まれていた。

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