純白と漆黒はまじわる
黒の国と白の国
それぞれの国は常に争いあっていた
この世界は管理者による手は行き届いておらず
食材や水など生き物が生きるためのものは全ての生命体の為の量としては全然足らず
奪い合いが常にあった
話し合いなんてなかった
特にそれぞれの国の境界線は激戦区になっている
黒の国と白の国の境界線
それぞれの街に近いところでは、それぞれの領土を広げようと常に戦争が起きていました
何人も死人が出てました
そんな境界線でも戦いがないところがありました
ひとつの廃墟があり、そこには驚く程に静かなところでした
そんなところに2人の勇者......いえ、子供が息も絶え絶えになりながらそこにたどり着きました
もう建物としての原型が留められてない建物の壁を背にして2人は座りました
息をぜーはーとはきながら一息を着く、お互いに「背後に誰か」がいることに気がつきました
2人とも驚きましたが、互いに驚いていることにも気がつきました
最初は警戒しましたが、互いに攻撃や敵意が向けられたりしていないと分かると
お互いに「自分と違う種族の人なら殺して欲しい」と懇願しました
同じように殺して欲しいとともに話して、どういうことなのか?お互いに聞きました
少年は、いきなり勇者にされて人殺しを沢山させられて責任をとにかく押し付けられた
無責任な黒いやつらを殺したくても黒いやつら同士傷を負わせられない
責任を散々押し付けた挙句、1回の失敗で散々責められた、そんなところから逃げてきた
と言いました
少女は、いきなり勇者にされて人殺しを沢山させられて理不尽な目にあった
理不尽な白いやつらを殺したくても白いやつら同士傷を負わせられない
理不尽な目に散々あわされた挙句、1番嫌で最悪なことをやらされそうになって逃げてきた
と言いました
2人はお互いに言い合いのように「自分の方が不幸だ」と言っているようでした
少年は、この世界の人では無いことを言いました
少女も、この世界の人では無いことを言いました
2人とも、地球で死んでこの世界に来たことを言いました
2人は、この世界の他の奴らとは違うことがわかりました
2人はそれからこの世界に来る前のことを話しました
少年は理不尽な目にあっていたけど、唯一の救いは少女だった...
けれど少女は亡くなって復讐して自分も後を追ったこと
少女は無責任な目にあっていたけど、少年と共にすごしていて生きている楽しさを知った
けれど大切な約束をした日に約束を破って死んでしまったこと
それを聞いて...2人はお互いの姿を見ました
人は亡くなった時に最初に忘れるのは声
なので、お互いの声を聞いてもお互いに誰かは気づきませんでした
お互いの姿は生前の姿ではありませんでした
それでも...
少年は目の前にいる白の種族の人が大好きな少女だと
少女は目の前にいる黒の種族の人が大好きな少年だと
分かりました
ほとんど無感情で、堕落した精神が急激に浮上する
その朗報には濁流のように感情が心に溢れかえる
目から沢山の涙があふれる
口から言いたかったことがあふれる
手が足が体が互いに触れ合う
人を完全に狂わせるには大きな絶望もありますが、絶望の中で全てを救われた喜びも正気を失います
2人はその時完全に正気を失いました
......
...
...
互いに本能のままに喜びあって何日か経過しました
正気はありませんでしたが、落ち着いて話し合いました
それぞれの国でお互いにやられた事を沢山聞きました
互いの大切な人が酷い目に遭わされた...正気のない2人はお互いにそれぞれの種族を殺しに向かう、そう決意しまたした
全てを殺し回って、力をつけまくって、全部無くす
お互いの敵国を滅ぼす。そのために1度お別れをしてまた再会をする約束をしました
「もし、神様がいるなら自分をここまでの目に遭わせたことを恨む
もし、神様がいるなら大好きな人をこんな目に遭わせたことを憎む」
それからは...
自業自得で勧善懲悪で信賞必罰な殺戮の始まりだった
土地の地形、街の形、そして強くて危険人物をそれぞれお互いに教わりました
そのために効率的に全てを殺すつもりでした
あるところでは火を放ちました
建物は一瞬で火に包まれて中から叫び声がします
出られるところは全て塞がれ全身は焼かれ
助けを求めましたがその声も焦がされました
あるところでは水を放ちました
頭を水で包んで息ができない状態になりました
呼吸器官は全て水に満たされ
助けを叫んでも泡となって消えました
あるところでは風を放ちました
かなりの速度の風が四肢を切り刻みます
動けない状態になってしまい
助けを読んでも虚空に消えていきました
あるところでは土を放ちました
上空から大量の土が降り注いで全身が砕けます
埋められて指の1本も動かせなくて
助けの声も地の底に行きました
あるところでは光を放ちました
あまりの眩しさに目が体が全て滅びまして
影が何も無くなるほど消えていきました
助けを呼ぶ声もかき消されました
あるところでは闇を放ちました
闇の暴力に全身が押しつぶされて
全てが闇に染っていきました
助けも飲み込まれていきました
それ以外にも様々なやり方で殺し続けていました
けれど殺されるのは仕方がないことなのです
世界を救う勇者なのにぞんざいに扱うから裏切られて襲われる自業自得なのです
「世界を救う」そんな非常に重たい運命を別の世界の人に背負わせるならそれ相応の責任を持たなければいけません
無責任に召喚して理不尽な扱いをした時はどんなことをされるかなんて分かりますよね?
権利や立場なんて別の世界の人には分からないのです
関係なしに殺される場合だってあるのです
純白の勇者と漆黒の勇者
またの名を
白の魔王と黒の魔王
白と黒が“まじわって”世界は灰色に染まりました