表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/86

26 オリバー=ウィステリアという第二王子

いつもお読みいただきありがとうございます!


 何が悲しくて、大好きで大事な子に嫌われなきゃならないんだ。


 伝えない方がよかったのだろうか。

 もう会えなくなるなら。

 もう二度と、あの綺麗な琥珀の瞳が自分に向くことがなくなるなら。


 でも伝えずにいられなかったんだ。


 身勝手でごめん。


 嬉しかったんだ。


 おれのことを怖くないと言ってくれて。

 おれのことを好きだと言ってくれて。

 おれとの時間が楽しいと言ってくれて。


 気づいたら、抱きしめてた。

 愛しくて、キスしたくて、たまらないんだ。いつも。


 家格なんて関係ないんだ本当は。

 でも君を突き放す材料がこれくらいしか思い浮かばない。


 ミラは知らないんだ。

 ミラが『ノル』って呼ぶとき、それがどれだけ優しく響くのか。

 呼ばれるとまだ引き返せそうな気がしてしまうんだ。

 そんなわけないのに。


 意地の悪い言い方をしてごめん。

 ちゃんと知ってる。

 ミラが泣くのは大きく感情が振れた時だって。

 ちゃんとわかってるから。

 びっくりしただけだってちゃんとわかってる。

 だから泣くなよ、おれの言葉なんかで。


 ウソなわけないだろ。

 ミラのことが好きだ。ウソじゃない。


 ごめん。

 最後の最後で君を傷つける。

 そうすることでしか君を手放せない。

 カッコ悪いよな。ほんと。


 ずっと隣にいたかった。

 一緒に冒険に出たかった。

 一緒に笑っていたかった。


 二度と会うこともなくなる。


 きれいさっぱり忘れてもらえばいいなんて言いながら、

 憎しみでもいいからミラの中に俺を残しておいてほしかった。


 おれ、やっぱりダサいなぁ。


 こんなにひどいことをした、おれの無事を祈るなよ…。


 本当、お人好し。


 あーあ、その言葉、おれは絶対忘れてやんないぞ。

 ご無事で帰って来る前に逃げてくれ



 あのさ、ミラ


『愛してる』


こんにちは。あづまです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

前話でノルがアレでしたのでおいと思った方すみません(おい)

これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い致します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ