0701 忘却の彼方(上)
R4/6/06追記
こちらにも「いいね」を頂きました。
随分前に投稿した作品ですので、とても嬉しく思います。
有り難うございました。
0701 『忘却の彼方(上)』
朝からずっと、爽やかな五月晴れ。
お屋敷の周りは、鳥たちの声が賑やかだ。
翠のミルクの時間が終わると、Sさんと翠は昼寝の時間。
昼寝の時間は1時頃~3時頃。
俺はその時間、お屋敷のまわりの山道をマウンテンバイクで探索するのが日課。
街へ繋がるT字路を街とは反対側に曲がって、暫く走ると山道に入る。
山道は更に幾つもの細い道に繋がっていて、走るのは凄く楽しい。
この山はSさんが親戚からお屋敷と共に相続したもので、
つまりSさんはこの辺りの広大な土地の地主だ。
だから俺は、入り口に車止めが置かれているような道にも出入りできる。
「特に障りのある場所も無いし、探索するのは全然問題ない。
でも安全第一。熊はいないけど、蝮はいると思う。多分、雀蜂も。
それに古い道路が崩れている場所が幾つかあるみたいだから、
十分気を付けてよね、『お父さん』。」
「了解です。いつも携帯持参だし、雨の日は中止ですから。」
相変わらず姫は翠に夢中、サイクリングには興味を無くしていた。
休日は姫が翠を自分の部屋に連れて行って2人で昼寝する事も多い。
だから休日は夕食の支度をSさんに任せて、
俺は日暮れ前まで山道を探索する事も出来た。
1人なら、姫と一緒では走らないような未舗装路もどんどん入っていける。
道路に飛び出してきたキツネと鉢合わせしたり、
見た事のない綺麗な花が咲いていたり。山道の探索はとても楽しかった。
5月下旬の土曜日、これまで入ったことの無い未舗装路を探索していた。
暫く走ると道はさらに細く、路面の凹凸はさらに大きくなる。獣道っぽい。
『安全第一』、『お父さん』、Sさんの言葉を思い出して、
そろそろ引き返そうかとマウンテンバイクをUターンさせた時。
『この音?』、道端の茂みの向こうから微かな水音が聞こえる。
道端にマウンテンバイクを止め、茂みをかき分けた。やっぱり、川。
茂みを抜けると開けた斜面になっていて、
斜面を降りたところが河原、その先に綺麗な川が流れている。
聞こえていたのは、滝というには小さな段差を流れ下る水の音だった。
『ここ、天然のヤマメやイワナが釣れるんじゃ?』
Sさんの私有地。一般の釣り人が入ってくるような場所では無い。
当然釣り荒れしていないんだから、俺の腕でも充分チャンスはある。
川幅は狭く流れは早いが所々に淵もあり、フライ(毛針)を流しても面白そう。
明日、天気が良ければ久し振りにフライフィッシングをしようと決めた。
「今日、山道を少し入った所で川を見つけたんですよ。」
「川?そうね、小さな川なら、今でも幾つか有る筈。」
リビング、夕食後の一時。
Sさんと俺はホットコーヒー、姫はホットミルクティー、
翠はソファの上で寝息を立てていた。
「それで明日、晴れていたら道具を持って」
「あ、L、待って。もう、あなた今日は翠の昼寝も一緒だったでしょ。」
早々にミルクティーを飲み終え、ティーカップを片づけた姫が、
素早く翠を抱いてリビングから出て行ってしまった。
Sさんは、それを追いかけて行く。当然、話はそこで打ち切り、仕方がない。
今夜、Sさんと翠は姫の部屋で寝る事になりそうだ。
姫の部屋からSさんと姫が代わる代わる翠をあやしているのが聞こえている。
姫のベッドは大人2人で満員なので、俺は自分の部屋で寝る事になる。
いつもなら結構寂しいが、今夜は少し違う。明日に備えてフライを巻く。
俺は食器を洗って片づけた後、倉庫の荷物から釣り具箱を引っ張り出した。
釣り具箱の中から釣り針と獣毛、そして鳥の羽と毛糸を取りだした。
ペンチで固定した釣り針に材料を巻き付け、細い糸で縛って固定する。
浮かせるドライはエルクヘアーカディス(カゲロウの成虫型)、
沈めるニンフはピューパ(トビケラの蛹型)を用意すれば良いだろう。
余分な部分をハサミで切り落とし、形を整えて完成。
それぞれ3本ずつ、計6本を巻き上げてベッドに入った。
フライフィッシングは高校生の時、父と一緒に行って以来4年ぶり。
気分が高揚して、なかなか寝付けなかった。
翌日、3人が昼寝のためにSさんの部屋に入ったのを確認してから出発。
クーラーボックス替わりに保冷剤を入れた発泡スチロールの箱を荷台に載せる。
フライケースは尻ポケットの中、竿はケースに入れて背負う。 準備万端。
昨日の道を辿り、水音の聞こえる場所に着いた。
茂みの中にマウンテンバイクを隠し、茂みを抜けて斜面を下る。
そっと川岸に近づき、川の水に手をつける。冷たい。
指先を濡らした水は、微かに、硯で墨をする時のような良い香りがした。
これは、釣れる。
焼き魚を前にして喜ぶSさんと姫の顔が眼に浮かぶ。自然と気合いが入った。
ロッドを継ぎ、ティペット(先糸)にフライを結んで釣りを始めた。
最初はエルクヘアーカディスを結び、上流側に向けてキャスト。
川面を流れるフライの動きに注意してアタリに備える。
ある程度下流に流れたらフライを回収、再び上流側にキャスト。
流すコースを変えて、川の中の大きな石の傍、淵になった部分を流す。
すぐにヒットしても不思議じゃない雰囲気だったが、
何度キャストしてもアタリが無い。
フライをピューパに変え、水面下を流しても反応なし。
うーん、思ってたより渋い。水温が低すぎる?
だが、フライを流す毎に『川との一体感』みたいな感覚が強くなって、
とても気分が良い。いつしか俺は、無心で釣りに没頭していた。
「釣れますか?」
突然、上流側、俺の右側から声を掛けられた。
初老の男性が1人、川岸に立っている。
「何か、釣れますか?」
もう一度尋ねてから、男性は穏やかな笑顔で俺に近づいて来た。
「いや~、全然ダメですね。とても良い川なので、
すぐに釣れると思ったんですけど。」
「良い川...そう、ここは良い川です。ときに、君の、その釣り道具は?」
フライフィッシングをする釣り人を見た事が無いのだろうか。
「ああ、こういう毛針、フライっていうんですけど。これを流して釣るんです。」
尻ポケットからフライケースを取り出して、男性にケースの中を見せた。
「ほう、変わった毛針ですね。テンカラの毛針と違って、随分繊細でお洒落だ。」
最近はテンカラでもフライを流用する事が多いって聞いたけど。
この辺りの釣り人は、今でも伝統的な毛針を使ってるって事かな?
「テンカラの毛針より、もっとリアルで虫っぽいですよね。羽と尾があって。
ところで、あなたは地元の方ですか?」
ここはSさんの私有地だから、地元の人であっても不法侵入なんだが。
「はい、この川の上流に小さな集落がありまして。そこで暮らしています。」
集落?? この山の中に人が住む集落が有るなんて、
Sさんはそんな事、言ってなかったけど。
「昔はテンカラを振る釣り人を時々見かけましたが、最近は全く。
此処で釣り人を見るのは、もう、30年ぶりです。
君が毛針を使っているのを見て懐かしくなりました。
暫く、釣りを見せてもらってもよろしいですか?」
30年ぶり...ならフライを初めて見たってのも不思議じゃないし、
口調や表情に悪意は感じられない。まあ、怪しい人ではないだろう。
「はい。僕は構いませんが、全然釣れないので退屈かもしれませんよ。」
男性は大きな石に腰掛けて俺の釣りを眺めていた。
「うん、毛針を投げる所作が美しい。まるで舞を見ているようだ。」
フライフィッシングでは、竿を前後に振りながらラインを繰り出し、
充分な長さのラインが出た時点でキャストする事が出来る。
極端に軽い毛針をより遠くに投げるための、先人の知恵。
男性が『美しい』と言ったのは、そのキャストの事だろう。
テンカラとは違う、フライフィッシング独特のキャスト。
キャストは父親に習ったから、父親を誉められたような気がして何だか嬉しい。
「そうですか。ありがとうございます。これは父に習ったんです。」
男性は暫く黙り、やがて言った。
「良い父君を持って、君は幸せですね。」
その後、男性は俺の釣りを見ながら、ポツリポツリと昔の川の事を話してくれた。
ここの少し下流に大きな淵があって、
『主』と呼ばれる三尺余り(!)の大岩魚が棲んでいた事。
川虫を沢山集めて作った佃煮を肴に飲む、村の地酒の旨かった事。
村の地酒を仕込む時にはこの川の上流から引いた水を使っていた事。
やはりこの河の水を引いた田で稲の苗を植える早乙女達の愛らしかった事。
正月、神に捧げる焼き魚は、この川で釣り上げた山女と決まっていた事。
俺は時の過ぎるのを忘れて男性の話に聞き入り、釣りを続けた。
どのくらい時間が経ったろう。ふと、Sさんが翠を抱く姿が眼に浮かんだ。
「うーん、家族へのお土産を釣るつもりだったんですが。川魚、難しいかな?」
「君には、既に御家族が?」 驚いたような男性の声、そして。
「...姫君が御一人、細君が御二人。」
「え?」思わず振り向く。 男性は眼を細めて俺を見ていた。
「ご婦人方への良きお土産。釣れますよ。」
「バシャ!」突然水音がしてアタリが来た。反射的に合わせを入れる。
「ほう、この所作もまた。」
寄ってきたのは尺近いイワナ。
やはり反射的にポケットから出したナイフをエラに入れてイワナを〆め、
血を軽く洗って発泡スチロールの箱に入れた。
「全ての所作が無駄無く研ぎ澄まされて。父の教えは貴きもの哉。」
立て続けにアタリがあり、尺超えのイワナ、そして良型のヤマメ。
そこで俺はキャストを止めた。
「釣りはこれでお終いです。本当に釣れましたね。あなたの言った通りです。」
「時合いはむしろこれから、もう少し続けては?」
「娘はまだ小さくて魚を食べられません。これで十分です。」
『それよりも』と俺は言いかけた。
『何故、妻が2人と?』そう聞くつもりだった。
しかし、〆めたヤマメを箱に入れて顔を上げると、
既に男性は上流へ向かって歩き出していた。
「久し振りの眼福ぞ。善哉、善哉。」
止める間も無く、男性は驚く程軽い足取りで歩き去った。
お屋敷に帰り着いたのは日暮れ前。Sさんが夕食の支度をしている時間。
釣り具を片付け、発泡スチロールの箱を持ってダイニングに入った。
「Rさん...どうして。」 姫が翠を抱いたまま立ち上がる。
「R君、あなた一体、何処へ行ってたの?」 振り向いたSさんも息を呑んだ。
二人の、この反応。
一体何事? 俺の顔とか服に何か? 一応確かめるが、大丈夫。
「釣り、釣りですよ。昨日見つけた川で。」
「今、この辺りに釣りが出来るような川なんて無い。
30年位前、上流にダムが出来て、今残ってるのは本当に小さな川だけ。
完全に枯れた川も有る筈よ。」
「え?でも、3尾。イワナとヤマメ。」
発泡スチロールの箱を持ち上げると、信じられないほど軽かった。
コロコロ、カチ、と乾いた音が響く。小さな石ころが転がるような、音。
「そんな、何で?」 慌てて蓋を取る。 無い。魚が、何処にも無い
箱の隅、保冷剤の陰に変わった形の石が見えた、3個。イワナは?ヤマメは?
Sさんがその石を一つ、拾い上げて掌に載せた。オタマジャクシが尾を曲げた形。
「勾玉、ね。しかも『本物』。そこらの呪物なんか足下にも及ばない祭具。」
姫が残りの2個を拾い上げた。3個とも大きさと形は同じだが色が違う。
Sさんが持っているのはガラスのように透き通っている。
姫がテーブルに並べたのは乳白色、そして濃い緑色。
「水晶、白瑪瑙、翡翠。」 そう言ってSさんは大きく溜め息を付いた。
「危なかった。R君、あなた、相当だわ。」
「相当って。釣りが下手過ぎて狐か何かに化かされたんですか?」
「違います、逆です。」 「そう、逆よ。相当気に入られたのね。」
山の中で見つけた綺麗な川で釣りをし、そこで初老の男性に出会った。
その子細を2人に話した。フライフイッシングの動作を褒められた事、
そしてその男性が俺の家族について『細君が2人』と言った事、
さらに『ご婦人方へのお土産が釣れる』と言った直後に3尾の魚が釣れた事。
話を聞き終えてSさんが尋ねた。
「それで、その男の人。どんな顔だった?どんな服を着てた?」
それで気が付いた。男性の顔を、全く思い出せない。あんなに話したのに。
確か黒っぽい服、いや、着物だったかも。でも、それじゃ、あの足取りの軽さは。
「それが、全く思い出せないんです。ついさっきまで、憶えていたのに。」
「思い出せない、のではなく、見ていない。」
「そんな、僕は確かに川で釣りをして、あの人に会ったんです。」
「この山の中に村があったのは確かよ。でも100年以上前に廃村になってる。
だから今、この辺りに住んでる人はいない。今日あなたが会ったのは。」
Sさんは一旦言葉を切って、手の中の勾玉を見つめた。
「今はもう枯れてしまった川の神様。今もまだ其処に留まっておられる。
確かに『ご婦人方へのお土産』と仰ったのね。」
「...はい、僕には、そう聞こえました。」 神様って? あの男性が?
「じゃ、名前通り。翠にはこれね。」 Sさんは緑色の勾玉を翠の手に握らせた。
「あの、きれいに洗ってからの方が。」「失礼な事言うと、罰が当たるわよ。」
勾玉を握った手を振り、翠が笑顔になった。小さな声が聞こえる。
「やっぱり、ね。L、あなたはどれが欲しい?」
Sさんは手の中の透明な勾玉をテーブルの上に置き、乳白色の勾玉と並べた。
「私はこれです。」 姫が手に取ったのは乳白色の勾玉。
「じゃ私にはこれ。」 もう一度、Sさんが透明な勾玉を手に取った。
「本当に神様、だったんですか?」
「R君、自分では見えないでしょうけど。あなた、今、光ってる。」
「え?」
「『光塵』です。
神様や高位の精霊に会った時の残り香のようなもので、
小さく銀色に光ります。でもこんなに沢山、初めて見ました。」
姫の声が緊張している。
「もの凄い数。髪の毛も、服も、体全体が光ってる。とても、綺麗。」
「まるでクリスマスツリーの電飾みたいです、白いLEDの。
おとうしゃん、ぴかぴか、きれいでしゅね~。」
姫は翠を抱きしめて、眼を閉じた。
穏やかな口調とは裏腹に、姫の顔は蒼ざめている。
「直接お礼を申し上げてお願いしないといけないわね。
そう、次の土曜日に。R君、それまで山の探索は絶対禁止。分かった?」
え? そういえばSさんは最初に『危なかった』と。
本当に神様に会ったのなら、むしろ幸運、じゃないのか?
少し、寒気がする。
「どうして、山に入ったらダメなんですか?」 軽い目眩、視界が霞む。
「もし、あなたが『家族の事を話さなかったら』どうなってたと思う?」
突然、全身に鳥肌が立ち、歯の根が合わない程の震えが来た。
Sさんはしっかり俺を抱きしめ、小声で何事が呟いた。
震えは止まったが、寒気が収まらない。
「L、今夜は翠をお願いね。」 「はい、Rさんを宜しくお願いします。」
次の土曜日は快晴。俺はSさんと2人で山へ向かった。
Sさんはマウンテンバイクの荷台に横座りして、俺の腹に右手を回している。
2人乗り。登り基調の山道だが、辛くはない。快調なサイクリング。
やがてあの未舗装路の入り口、ここからは2人乗りでは危ない。
入り口の茂みにマウンテンバイクを隠し、あとは徒歩。
Sさんから受け取った紙袋を持ち、2人でひたすら歩く。
ようやく、見覚えのある茂みをみつけた。
俺がマウンテンバイクを隠した跡が残っている。
しかし、水音が聞こえない。黙って茂みを掻き分ける。まさか...
川が無い。
もとの川床だったらしい跡が続いているが、
僅かに一筋の水の流れが見えるだけだ。
Sさんに手を貸しながら2人で斜面を降りた。
「あなたは此処で待ってて。」
Sさんは暫く歩き回って、最初に男性が立っていた辺りで立ち止まった。
そこでSさんが大きく手を振ったので、その場所に駆け寄る。
Sさんは俺から紙袋を受け取り、中から小さな三方を取り出した。
白い紙を敷き、勾玉を並べる。水晶、白瑪瑙、翡翠。
Sさんが地面に膝をつく。俺も隣に膝をついた。
深く息を吸ってから、Sさんは眼を閉じて頭を下げた。俺もそれに倣う。
澄んだ声で、Sさんが古い言葉を紡いでいく。何を言ってるかは分からない。
鳥たちの声と木々の葉のざわめき、その中にSさんの声が浸みていく。
暫くしてSさんが立ち上がった。上流に向かって深く頭を下げる。
俺も慌てて立ち上がり、上流に向かって最敬礼。
Sさんが三方と白紙に包んだ勾玉を紙袋の中に戻して俺に差し出す。
「はい、これでもう大丈夫。」
お屋敷へ繋がるT字路まで帰ってきた時、Sさんに聞いてみた。
「さっきの言葉、どういう意味だったんですか?」
「勾玉のお礼を申し上げたの。それから。」
「それから?」
「私の大切な、愛する夫を連れて行く事だけは、どうかお許し下さいって。」
俺の腹に廻したSさんの腕に力がこもった。背中に感じるSさんの体温。
「ねえ、何処にも行っちゃダメよ。絶対に。たとえどんな神様に呼ばれても。」
「分かりました。」 胸の奥から温かいものがこみ上げてくる。
お屋敷に到着し、マウンテンバイクを降りたSさんが呟いた。
「○瀬△□◎主之尊。」 「え?」
「御名前よ。あの川の神様の。
さて、廃村の中に小さなお社を造る準備をしなきゃ、約束したから。」
「約束って?」 「それが、あなたを連れて行かない代わりの『条件』。」
「お帰りなさい。」玄関先に翠を抱いた姫が立っている。
姫から翠を抱き取ったSさんは華やかな笑顔。
「おとうしゃん、もうだいじょうぶだよ。よかったね。」
姫も優しく微笑んで、翠の頭を撫でた。
「おとうしゃんとおかあしゃん、ふたりともぴかぴか、きれいだね~。」
『忘却の彼方(上)』了
本日投稿予定は1回、任務完了。
『忘却の彼方』投稿開始。
個人的には大好きな作品なので、お楽しみ頂ければ幸いです。




